カンボジア旅行というと、アンコールワット目的の人が多いと思います。

カンボジアの国旗にもなっています。
ただ、問題なのは観光客がほんっとうに多いこと!これだけの遺跡なので、世界中の人が一目見たいとやってくるんです。
わたしも「人混みに押されての観光かな…」と思っていましたが、時間をうまく使ってあまり混んでいない時に観光することができました。

アンコールワットは時間帯を選べば空いてます。
この記事では、アンコールワット観光におすすめの時間帯・朝日鑑賞などについてお伝えします!
ミャンマーを離れて向かうはカンボジアのシェムリアップ!
思った以上にミャンマーを満喫し、次に行くのはカンボジア。ヤンゴン→バンコクのフライトの後、バンコクから夜行バスでシェムリアップへ向かいました。
シェムリアップってどこ?何があるの?
シェムリアップはカンボジアの都市で、どちらかというとタイに近いほうに位置しています。
人口は2018年時点で14万人弱。とても小さな都市に何があるの?と思われそうですが、ここはアンコール遺跡群がある場所。
もちろん街全体が観光で成り立っていて、
- 街の50%以上の仕事が観光業と関連している
- 年間訪れる観光客数は200万人以上(人口の15倍以上!)。2012年のデータだから今はもっとすごいはず
というデータを見てもわかるとおり、アンコール遺跡と訪れる観光客の恩恵を受けている都市でもあるのです。
もちろん私たちの目当てもアンコール観光!しかもシェムリアップには移動日を含めて4日間しかいない予定だったので、1日中歩き回って観光してきました。
アンコール遺跡=アンコールワットじゃない
ところで、アンコール遺跡って、アンコールワットだけじゃないって知っていましたか?アンコールワットは遺跡の1つで、他にも様々な遺跡が40近く点在しているんです。
有名どころだと、
- アンコールトム(「バイヨンの微笑み」と呼ばれる彫像がある)
- ベンメリア(ラピュタのモデルとなったと言われている)
- タ=プローム(ベンメリアと似ている?)
あたりでしょうか。
そもそもアンコール遺跡群は現在のカンボジアを形作ったと言われるクメール朝の首都があった跡地のこと。9世紀頃から作られたそうです。
2004年に世界遺産に登録され、観光地として脚光を浴びるように。インドネシアのボロブドゥール、ミャンマーのバガンと並んで「世界三大仏教遺跡」の1つにも数えられています。
アンコール遺跡観光にはトゥクトゥクがおすすめ!
アンコール遺跡は1つ1つが離れており、さらにシティ中心部からも少し遠いので、トゥクトゥクやタクシーを使って回るのが一般的です。
自転車やEバイクもあるそうですが、自転車でまわるのはしんどいと思う。かなりの距離をこがなきゃいけないし、とにかく暑いので。そのため、お手頃価格で楽チンなトゥクトゥクがおすすめです。
ちなみに「大回りコース」と「小回りコース」のどちらかを選ぶ人が多く、私たちもホテルで手配した時に「どっち?」と聞かれました。小回りコースのほうが有名どころを抑えているので、とりあえず名所を回りたい!という人は小回りコースを選べば間違いないと思います。
いざアンコールワットへ朝日鑑賞に!ところが…
まずはアンコールワットの朝日観光からスタート。
「朝5時にトゥクトゥクが来るから準備していてね」とホテルのスタッフに言われ、目をこすりながらロビーへ。まだ真っ暗な夜道を、トゥクトゥクに揺られながら走っていきます。
チケット売り場でチケット料金に驚愕!高すぎない?
連れてこられたのは、チケット売り場。なんでもアンコール遺跡群は共通チケットがあって、必ずそのチケット売り場で買わなきゃいけないそうです。
1日券・3日券・5日券とあって、1日券は37USD。ねえ、高くない?
数年前までは20USDだったそうで、ずいぶんエゲツない値上げだなあ…。でも、文句を言っても仕方がないので、チケットを買います。
チケット売り場はなぜ離れているの?国同士の事情があるみたい
ちなみにこのチケット売り場、どの遺跡からもちょっと離れています。なぜこんなところにわざわざチケット売り場を?と思ったのですが、どうやらここには大人の事情があるみたい。
シェムリアップ空港は数年後に移転するのだそうですが、その新空港からアクセスのいい場所にチケット売り場を移しました。さらにその周辺にホテルや宿泊施設を建てることによって、観光客を誘致しやすくなります。
その話に絡んでいるのが、お隣の国ベトナムと資本をじゃんじゃん入れている中国。ということらしいです。
アンコールワットはカンボジアのものなのにね。なんで周辺国がグイグイ来ちゃうんだろう。
もしかして朝日運がないの?ここでも悲劇が繰り返される
小噺はさておき、チケットも無事に発見され、5:30にはアンコール・ワットへ到着。まだ辺りは真っ暗です。
でも中に入ると、やっぱり観光客がたくさんいる…!中には三脚でスタンバイしている人も。私たちも負けじとその周辺に場所を確保し、アングルを確認するんですが、ふと空を見上げると曇ってる。
大事なことなのでもう一度言います、曇っている。すなわち朝日が見えない。
それでも「あと30分で晴れるかもしれない!」という希望を抱きつつ、場所をキープして待ってみたんですが、やっぱり空は晴れませんでした。
曇っていると、いつ朝日が出たのかわかりません。写真をたくさん撮ったのですが、案の定ぼやっとしていて、なんとなーく明るくなってきたなという写真ばかり。

何枚撮っても見える風景は一緒です。
しかも写真前の池が干からびている。涙 私はこの池にアンコールワットが反映している様子を撮りたかったのに…。からっからでなんか汚い池だなくらいの仕上がりになってしまいました。
3月のこの時期は曇りが多く、朝日もあまりよく撮れないそう。来るなら11〜2月がいいそうです。
しかし、朝日運にはとことん恵まれないなー。バガンでも朝日が見えず、曇天で悔しい思いをしました。日頃のおこないが悪い?
写真がうまく撮れなくても大丈夫?綺麗に撮れたのをもらっちゃえ
いい写真を撮れずに落ち込む私たちに、救世主が!!
現地人のおばちゃんが、朝日が上手に映っている写真を持っていたので、AirDropしてくれたんです!

これこれ、こういう写真が見たかったんだよね〜。
本当に綺麗〜。欲を言うなら、自分の目でこの風景が見たかった…。
夫はこの写真をインスタに投稿して、あたかも自分が見たかのように自慢しようとしていました。この風景、あなたは見てませんよ。笑
ちなみにこのおばちゃんの正体は、遺跡横の売店の売り子さん。写真をくれたお礼も兼ねて、おばちゃんのお店にコーヒーを飲みに行きました。
他にも売り子さんがたくさんいて、みんなお客さんをゲットするために必死でセールスをしかけてきます。笑 名前も「レディガガ」とか「ハリーポッター」とかお客さんに覚えてもらいやすい名前の人ばかりでした。
アンコールワットは早朝観光がベスト!その理由は?
気を取り直して、アンコールワット観光へGO!この時点で朝7時半くらい、まだまだ観光客はまばらです。
実はこの時間がアンコールワット観光にはとってもおすすめ!なぜなら、大抵の観光客は朝日を見た後に、ホテルへ戻って朝食をとり、再び観光にやってくるからです!ゆっくり見たい人は、朝日が昇ってすぐ観光を開始することをおすすめします。
アンコールワットの見どころを初心者目線で
アンコールワットなんですが、元はヒンドゥー教寺院だったのだそう。
ヒンドゥー教寺院として作られたが、16世紀後半に仏教寺院に改修され、現在も上座部仏教寺院となっている。
私は全く詳しくないので、何がどういう由来なのか・なぜすごいのかなどは全然わかりません。笑
でもやっぱり、アンコールワットに足を踏み入れると、その凄さに圧倒されます。なんだろう、本当にもう圧倒的。
長く続く回廊には彫刻が施され、
踊り子(デヴァター)のレリーフは美しく、
その場に身を置いているだけで、「アンコールワットにいるんだな」という不思議な気持ちになります。「何もしなくていい、ただそこにいたい」そんな気持ちになる。
ちなみに第三回廊に入るにはこんな急な階段を上らなければいけないんですが、
そこから見える景色は美しいです。
こちらも午後とかに行っちゃうと、階段に上る手前で長蛇の列に並ばなければいけないそうなので、やっぱり早朝の観光がおすすめです。
帰り道で観光客の多さに慄く!朝9時前がおすすめ
さて、アンコールワット観光は大満足(朝日は見られなかったけど)。

次に行きますか!
元来た道を歩いていたのが9時頃。明らかに観光客が増えている。

見えるでしょうか。写真中央のメイン通路が人で埋まっているのを。
入場してこれから観光するグループたちが大量に。しかも、その大半がお隣の国のおじちゃんおばちゃんグループでした。
私、このグループが苦手なんです。うるさいし、グイグイ横入りしてくるし、お構い無しに写真パシャパシャしてるし。この時も、人の波を押し避けて写真を撮るためのベスポジをゲットしてポーズ決めているおばさまがいました。
あ〜本当に早く観光してよかった!!
ということで、本当に、本当に、アンコールワットは朝9時前の観光がおすすめです!!
ここは行っておきたい!アンコール遺跡群の場所
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■アンコール遺跡と同じく、世界三大仏教遺跡の1つであるバガン。こちらも曇り空でしたが、楽しかったです。

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