「趣味は読書です!」という本好きな人が困るのが、本の収納法だと思います。1冊だと軽い本もたくさん集まると重くなって場所をとりますよね。

単行本に漫画、雑誌まで、いろんなサイズの本がたくさんある…。すっきりさせたいけど、どうやって整理したらいいんだろう?
かつてはわたしもこんな疑問を持っていて、本の収納に悩んでいました。この記事では、ゆるミニマリスト生活を実践するわたしが、
- いる本といらない本をわける方法
- すっきり収納させる方法
- 本を増やしすぎない方法
についてご紹介します!
本棚は持たない!本はバスケットに収納しています
わたしの本収納はこちら!

え、本はどこにあるのって?ではもっと近づいて見てみましょう。

はい、バスケットの中に本を入れているんです。このバスケット収納のいい点は2つ。
①リビングに置いても本の背表紙が見えない
個人的に本を見える収納があまり好きではないです。
漫画・雑誌・文庫本・単行本といろいろなサイズ・デザイン・色の本を統一感があるように収納するのは難しく、本棚で背表紙を見せるとごちゃごちゃした感じになる気がするんです。
このバスケット収納なら、真上から覗かないと背表紙のごちゃごちゃ感が見えないので、リビングの隅っこに置いておいてもスッキリ感が維持できるんです。
②本が無駄に増えない
本棚が大きくてスペースに余裕があると、「もっと本を買えるな」と思ってしまいます。収納できるスペースがあるので、「いつか読もう」と積ん読が増えていきます。

バスケット1つ分だけ!と決めておくと、本当に大切な本だけ手元に置いておこうと思えるので、本が爆発的に増えることはありません。
本がたくさんある…今持っている本の量を減らすためにしたこと
偉そうに「本はバスケットに入る分だけ!」とか言っていますが、昔のわたしは6段くらいある本棚がいっぱいになるくらい本を持っていました。
20代になってからも、小学生の頃に買った学習漫画とかが捨てられなくて。あと、国語の教科書や便覧もなぜか処分できないでいました。
小学校の時のスイミーやモチモチの木、中学校での六月の蝿取り紙など、国語の教科書は大好きな話がたくさんあるんだよね。
でも、シンプルライフを心がけるようになってから、本は本当に大切なものだけをとっておくように。今持っている本の量を見直すためにわたしがおこなったことは次の4つ。
①問答無用で処分する本を選別する
まったく慈悲のない冷たい言い方ですみません。笑
でも、次のような本があった場合は文字通り問答無用で処分します。
- 数年前に行った旅行のガイドブック
- とっくに古臭くなったスタイルばかりのファッション雑誌
- 資格や語学試験の本
今の自分には必要ない情報がのっている本は持っておく必要はないと思い切ります。
②本棚を見ない状態で、「どの本をキープしたいか」を思い浮かべる
まずは自分の本棚を見ないで、「持っている本でどの本をキープしたいか」を考えます。
この時思い浮かんだ本は、キープします。逆に思い浮かばない本は印象が薄く、持っていなくてもいい可能性が高いということだと考えました。
③こんまりメソッドを使う
一冊一冊手にとって、心がときめくか確かめる、俗に言う「こんまりメソッド」を使います。
わたしの場合、ときめくかというより本の表紙を見て、その本を読んだ時の自分の気持ちを思い出すようにします。その本を読んだ時の興奮をまだ感じられるかを基準にして、とっておく本を決めます。
使い古された言い方だけど、「心の琴線に触れる」を基準に選ぶと、手元に置いておきたい本がはっきりとわかると思います。
④「また読みたかったら図書館でも借りられる」という合理的なアイデアを受け入れられるか
①〜③でとっておきたい本を選んだら、最後のステップです。
大抵の本は図書館で借りられるため、「また読みたいと思ったら図書館で借りられるよね?」と自分に問いかけます。その結果、「うん、この本はまた読みたくなったら図書館で借りよう」と思えたらとっておきません。
一方で「図書館で借りられるけど、自分の手元に置きたい!」と思う本はとっておきます。
「好きな本」「また読みたい本」の中でも、「たまに読みたくなるだけで自分の手元にはなくていい本」ってあると思うんです。一方で、「手元に置いておきたい本」というのもあります。
例えばわたしは「フランス人は10着しか服を持たない」もこんまりさんもハリー・ポッターもまた読みたいと思うけど、「ずっと手元に置いておきたい」とは思わなかったんです。
図書館で読みたい時に借りればいいかな〜と。そういうのは手元に残さなくていいと判断しました。
本は本棚じゃなくてもいい!本を見せたくない人の収納法
「手元に残しておく本」を決めたら、次は収納。
本=本棚と考える人が多いと思いますが、別に本棚にいれなくたっていいと思うんです。
本棚に並んだ本が部屋の感じにそぐわない
大好きな本でも、本棚に並べるのはなんだか嫌だなあ…と思うことがあります。気むずかしくてごめんなさい。
その理由は、本棚に並べたときのビジュアル。
似た感じの本だけならともかく、サイズがばらばら・色も文字のフォントもばらばらの本を並べると統一感がないですよね。それがどうしても好きじゃなくて。
部屋の目立つところに置いていると、そのちぐはぐ感になぜか落ち着かなくて。
手持ち本を並べてみるとこんな感じ
試しにわたしの本を並べてみたらこんな感じ。

全部好きな本なんだけど、この統一感のなさがやっぱり好きじゃない。なんなら、装丁が好きじゃない本もいっぱいある。

これが部屋に見えるところに置いてあるのは…嫌かも。
意外とおすすめ!隠す本収納におすすめの場所
本棚が好きじゃない…ということで、「目に見えない収納」に落ち着きました。今現在は最初に紹介した「バスケット収納」に落ち着いていますが、かつてはこんなところに置いていたことも。
①クローゼットの中
クローゼットの中も(服がそんなになくてすかすかなので)、本収納にはおすすめです。湿気が溜まりやすいので、除湿剤などを置いておくといいかも。
②ベッドの下
ベッドの下に十分スペースがある場合は、箱に入れて置いていたことも。意外と使い心地がよかったです。
積ん読を増やさない!新しく本を増やさないためにしていること
今まで持っていた本の量を減らしても心配なのが、「新しい本がどんどん増えそう」ということ。読書好きな人は、ついつい新しい本が増えてしまうと思うんです。
今の本を減らしただけでは意味ないってことね。
自分が管理できる量だけ本を持つためにわたしが気をつけていることは次の2つです。
①図書館で本を借り、「ほしい!」と思ったものだけ購入する【小説・単行本・レシピ本など】
まずは図書館で本を借りるようにしています。借りた本が本当に面白くて、「この本好き!手元に残しておきたい!」と思った場合のみ、紙の本を購入するようにしています。
小説や単行本、レシピ本や手芸本などはよくこの方法をとります。
②思い切って購入して、読み終わった後キープするか決める
本好きな人だと「新刊が読みたいけど、図書館では予約待ち。でも待てない!」ということもあると思います。
わたしは新刊がどうしても読みたい!というのがあまりないんですが、それでも図書館にないもので読みたい場合などは思い切って購入します。
そして読んだ後に「とっておきたい」と思う場合はそのままキープ。「面白かったけど、とっておきたいほどでもない」というものは古本屋へ売ります。
すぐに処分できないものはしばらく本棚へ、数ヶ月後に再度「いるか?いらないか?」を考えます。というのも、本を読んだ直後って興奮状態にあるので、とっておきたいと思う確率が高いんですよね。正しい判断ができない。
そういう場合は、数ヶ月間置いて、一度冷静になってからどうするか決めるのがいいと思います。
③Kindle Unlimitedを利用する【雑誌・ガイドブック】

Kindle Unlimitedでは雑誌を中心に読んでいます。次のような「一定期間を過ぎたら必要なくなる情報」は、こちらで十分。
- シーズンものの情報(ファッション・コスメ・スキンケアなど)
- 旅行・お出かけのための情報(ガイドブックなど)
- ちょっと時間つぶしに読みたいもの
Kindle Unlimitedは小説や話題の漫画などは少ないですが、雑誌が充実しています。こんなにスマホでなんでも情報が手に入る時代でも、雑誌はインターネットなどで手に入らない情報もたくさんあるので、Kindle Unlimitedはとても便利だと思います。
特に海外在住組はなかなか日本の書籍が手に入らないので、活字に飢えている場合はありがたい存在です(いくら雑誌だとしても)。
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④電子書籍で持つ【漫画】
わたしは漫画を電子書籍で持つようにしています。というのも、数十巻ある漫画は、棚に入れた背表紙のビジュアルがあまり好きではなくて、紙では持ちたくないんです。冊数も多いし。
Kindleでは大抵の漫画が購入できるので、とても便利です。
全部電子書籍にしちゃえばいいんじゃない?紙の本を持つことのメリットって?
「電子書籍」という言葉が出てくると、「じゃあ全部電子書籍でいいじゃん!」と言われそうですが…。でも大切な本はやっぱり紙で持っておきたいんです。
紙の匂いやサラッとしたテキスチャ、ページをめくるという行為・ページをめくる音が好きなので、大切な本はそれを味わいながら読みたいんです。
昭和生まれだから紙の本が落ち着くのかもというのがあるけど。今の若い人たちは電子書籍のほうがいいのかなあ。
本は「本当に大切」ならたくさん持っていてもいいと思う

ここまで書いてきたものを読んだ人の中には、「本を捨てろって書いてある嫌な奴!」と思う人もいるかもしれません。笑
誤解しないもらいたいのが、わたしは本をたくさん持つことは別に悪いことじゃないと思っていること。「手持ちの本は1箱にしろ!」なんて露ほどにも思っていなくて、本棚いっぱい・部屋いっぱいに本を持っていてもいいと思うんです。
ただし、それが全部自分にとって大切な本ならね。
本が好きでたくさん読んでいる人ほど「手元に置いておきたい本」というのは増えると思う。それなら、無理に捨てる必要はないと思うんです。
わたしの場合、まだまだバスケット1箱に収まる分しかそんな本がないというだけだし。
「断捨離」「ミニマリスト」が浸透してきて、「たくさんものを持つのは悪」と考える人もいるけどわたしはそうは思わないなあ。あくまでも「自分が本当に必要な本」をしっかり管理することが大切だと思います。

いつか勉強しようと思って取っておいた本・全然読み返さないのに取っておいた本など、「自分に必要ない本」がある方はしっかりと整理したほうがいいと思うけどね。
「本の収納法」を書くつもりが、最後は「本の管理法」になってしまったけど…とりあえず本が少なめの人はバスケット収納がおすすめなので試してみてください。そして、本当にお気に入りの本を手元に残す方法も是非実践してみてください!
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▼家には棚がほとんどない。バスケットや箱・紙袋を駆使することで、ほとんどの収納がまかなえています。ついつい量が増える紙小物も、箱と紙袋にしまっています。
▼棚以外にも「なくても平気だったもの」って結構あります。自分のライフスタイルに合わせて、必要なもの・不要なものを取捨選択していきたいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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