わたしの1日の楽しみは、朝のコーヒーを淹れる時間と、くたくたになってベッドに飛び込む瞬間。
後者はともかく、コーヒーを淹れて飲む時間は本当に至福の時。そんなコーヒータイムを少しでも楽しくするため、ネルフィルターを購入してみました!
今日は、ネルフィルターを1ヶ月くらい使って感じたこと・使い方や管理法・味の違いなどをご紹介したいと思います。
ネルフィルターを購入した理由
コーヒーグッズが好き…というのもあるんですが、1番の理由は紙フィルターの使用量を減らすため!
わたしはケメックスを使用しているんですが、ケメックスの紙フィルターってとても高い。汗
↑特殊な形がオシャレなんだけど、そのおかげで普通の紙フィルターが使えないんです。。。
100枚入りで1200円くらいって、結構高くないですか?わたしが前使っていた普通のドリップコーヒーのフィルターは100枚入りで300円とかなので、一気に4倍に。
100枚だと毎日使って3ヶ月ちょっと。つまり1年で4,800円くらい。
ちょっとお高めだなあ…と思っていた時に、経済的にもゴミ減らすのにも、ネル(布)がいいかも!とパッと閃き。ちょうど、「ケメックス専用のネルフィルター」をネットで見つけたので、思わず買ってしまいました。
ケメックス専用ネルフィルター「Coffesock」
ネルフィルターは探せばたくさんあるんですが、ケメックスのネルフィルターってあまりないんですよね。
その中でもおすすめなのが、『CoffeeSock』という会社(コーヒーの靴下、なんてかわいい名前!)のもの。アメリカの会社で、ケメックス用だけではなく、ドリップやお茶用のネルも販売しています。

商品の箱もリサイクル製品から作られたのかな?包装にプラスチックは使われておらず、ポストカードとステッカーがついてきました。
会社・製品もしっかりしていて、
- オーガニックコットンを使用
- 500回くらい再利用できるので、1年以上使える
- フレンチプレスよりも軽く、紙フィルターよりもコクのある味わい
- テキサスでハンドメイドで作られている
などなど、サステイナブルなのが魅力的。

パッケージの裏面に書かれていた、作り手のこだわり。
気になるお値段ですが、商品+配送料で日本円にして3,000円いかないくらいだったと思います。ただし、商品は2枚入り。
1枚当たり1500円で1年以上使えてしまうので、ケメックスの紙フィルターを使うよりもずっとお得です!
コーヒーソックの使い方と管理方法
ペーパーフィルターと違い、最初の準備や使い終わった後の処理などが少し面倒なネルフィルター。我が家ではこう使っています。
【使う前の準備】沸騰したお湯に10分ほどかける
パッケージにも記載があるんですが、初めて使う前に沸騰したお湯に10分ほどかけます。
これはネルフィルターについている糊を落としたり、フィルターがコーヒーに馴染みやすくするためだそうです。
【使い終わった後】コーヒー粉末を取り除き、水で洗う
フィルター内の粉末が十分に冷めてから取り除き、水で洗います。しっかりと絞ったらあとは乾かすだけ。意外と楽チンです。
【定期的なお手入れ】10分お湯にかける
2ヶ月に1回くらい煮沸することが推奨されていて、使う前の準備と同様10分間沸騰したお湯に入れます。
ネルフィルターはしばらく使用していると、コーヒーオイルなどがついて抽出スピードが遅くなってくるので、このお手入れは重要かもしれません。
我が家のコーヒーソックも使用開始から2ヶ月くらい経ったので、メンテナンスに煮沸してみました。
鍋で10分間煮沸した後。黒い鍋でもわかるくらい、お湯の色が茶色くなってる…!
新品のものと並べて写真を撮ったところ。色はもちろん、フィルターそのものが縮んで小さくなっていますね。
まだまだ使い始めて2ヶ月くらい。これからも大切に使っていこう。
ネルフィルターにカビが生える?臭くなる?
上でご紹介したのはコーヒーソックのネルフィルターの使い方なんですが、普通のネルフィルターはもっと使用に手間暇がかかるみたいです。
- 使用前にコーヒーの出し殻と一緒に煮る
- 毎回使う前に煮沸する
- 使い終わったらしっかりと洗って乾燥させないように水に入れて保存する
この手順を踏まないと、カビが生えてきたり、入れたコーヒーが臭かったりするのだそうです。
※詳しくはそれぞれのネルフィルターの取扱い書を読んでくださいね。
ただ、コーヒーソックは今までしっかりと乾燥させて使っていますが、臭いもカビも発生したことはありません。というか、公式ページで「洗って乾かしてね!」って書いてるし。

箱裏面にも「洗って、絞って、干して」という説明書きがありました。
素材が違うのかな?とも思ったんですが、同じみたいだし。なぜコーヒーソックは乾かすのがOKで、他はNGなのかわからないですが、とりあえず他のネルフィルターよりも使いやすいことは確かだと思います。
ネルフィルターで抽出したコーヒーの味は?
ネルフィルターは確かに濃いめに抽出されます。
濃さの順番で言えば、エスプレッソメーカー>>>ネルフィルター>紙フィルターといった感じでしょうか。
紙フィルターだと、時々「うっす!!!」というくらい薄味になっちゃうこともあるんですが汗、ネルフィルターにしてからそうなったことはないかも。
濃厚なコーヒーが好きな人にはおすすめです。
ネルフィルターのメリットとデメリット
実際にネルフィルターを使い始めて感じたメリット・デメリットはこちら。
メリットはゴミが少なくなること
ネルフィルターのメリットは、ゴミが少なくなることだと思います。ネルフィルターにしてからフィルターはもちろん、中のコーヒー粉末かすも庭にまいているので、コーヒー関連のゴミが出なくなりました。
紙だとなかの粉末をとるのが大変ですが、ネルなら先っぽを持ってぶんぶんと振れば粉末が出てくるので、それも簡単なんです。
なぜ庭にまくのかというと、うちの庭をトイレにしている猫たちにご遠慮いただくためです(猫は好きだけど、トイレにされるのはダメ)。本当に効いているかわからないけど、ここ最近は猫たちも来ていないかな。
紙フィルターだとフィルターごとゴミへ×毎日だったんですが、コーヒー粉末もフィルターもゴミにならなくなったので、かなりゴミの量が減ったなあという実感があります。
▽ゴミを減らすためにわたしがやっていることはこちらから。どれもささやかですが、やらないよりはマシだよね。

デメリットは処理が面倒なこと
ただ、処理はやっぱり面倒です。
ロックダウン中の現在は時間がたっぷりあるのでしっかりとお手入れできていますが、以前のように働き始めたら…毎朝庭に出て洗って乾かすのは少し面倒。
「ハンドドリップが好きで、コーヒーを淹れる行為そのものが好き」という人にはいいと思うけど、ちょっと興味があるから…という理由で100%ネルフィルターにするのは厳しいなと思いました。
また、エコに興味があって…という人は、ネルフィルターよりもフレンチプレスやエスプレッソメーカーのほうがいいんじゃないかなと思います。
ネルフィルターはコーヒー好きにもサステイナブル志向の人にもいいと思う
「面倒」というデメリットはありますが、それでもネルフィルターはおすすめ。
濃厚なコーヒーを楽しめることはもちろん、ゴミを減らすのはサステイナビリティという観点からもいいですしね。コーヒーソックとケメックスで、これからも美味しいコーヒーを飲んでいこう。
▼ネルの手入れが面倒…という人は、こんな紙不要なセラミックフィルターもいいと思います。むしろこちらのほうが利便性が高そう。次はこれを購入しよう。
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