できるだけものを持たずに生活したい…と考えるミニマリストで、「毎日着るものを制服化してはどうか?」と考える人も多いのではないでしょうか?
個人的に「おしゃれ」「服の枚数が減る」「コーディネートの悩みが減る」をすべて兼ねそろえていたのが、ワンピース。そこで、「ワンピースだけで生活してみたらどうかな?」と考え、実践してみました。
このページでは、毎日ワンピースしか着ない生活で感じたメリットやワードローブ(ワンピース)選びのコツについてご紹介します!
「ワードローブをワンピースだけにしたい」「どんなワンピースを選べばいいかな」と考えている人は、是非参考にしてみてくださいね。
ワンピースを着ればおしゃれでミニマルに生きられるかも?
ワンピース生活を始めたきっかけは、おしゃれしつつワードローブをすっきりさせたいと思ったからです。
1枚で着ても何となくサマになるワンピースには、次のようなメリットがあると考えました。
- 1枚だけでそれなりにおしゃれに見える
- 毎日のコーディネートに悩まなくていい
- 服の数が減る
服を着まわしておしゃれをするのは苦手だけど、それなりにおしゃれはしていたいと思った時、ワンピースだけで生活するのがベストでは?と考えて、実践に至りました。
毎日ワンピース生活は何着必要?選び方とワードローブの実例
「毎日ワンピースだけで過ごす」と聞くと、「本当にそんなことできるの?」って思っちゃいますよね。私も最初心配でしたが、意外と大丈夫です。というか、とっても快適です。
ただ、ワンピースだけで過ごすには、どんなワンピースを選ぶかが結構重要だと思います。わたしが大事だと思った、ワンピース選びのポイントをご紹介します。
ワンピースだけで過ごすなら最低何着必要?
これは人によると思います。毎日外出する・仕事着にしたいという人なら、それなりに枚数は必要でしょうし、逆に在宅中心・服の枚数を極力減らしたいと思っている人なら3枚くらいでもいいでしょうし。
私の場合、適量はこのくらいでした!
- 毎日外出してワンピースを着用する場合…1シーズン8~10着
- 週末出かける時のみワンピースを着用する場合…1シーズン5~7着
数シーズンまたいで着られるものもあるので、トータルの枚数はマックスで15着くらいでしょうか。
わたしはミニマリストではありませんが、服の数は元から少ないほうなので、トータル枚数は少なめかもしれません。
ただ、30着も持っていれば、一月違うものを着れちゃいますよね。そう考えると、多くの人は1シーズン10〜12着くらいあれば十分なんじゃないかな?と思います。
【柄か無地か】着回しよりも自分の好みを最優先するべきだと思う
「ワンピースを制服化したい」という人ほど、合わせやすい色や形など着回しを優先してしまうかもしれません。でも、個人的には着回しよりも「自分の好み」を最優先するべきだと思っています。
「着回し」も大切ですが、結局は自分の好きな色・パターンのものを選ぶのが1番だと思います。
わたしは柄ものが好きなので、無地のものと同じくらいの割合で持っています。どちらも次のようなメリットがあって好きだから。
- 無地のもの…飽きがこない、たくさん着ても「また同じ服着てる!」と思われにくい
- 柄もの…地味にならない、着ていて楽しい
もちろん、無地が似合う・好きという人は、そういうワンピースを揃えればいいと思います。
何が言いたいかって、「服の枚数を減らす」ことにフォーカスしすぎて、自分の好きな服を着られない状態になるのはNGだっていうことです。
【素材】洗濯ができるものを選ぶ
ワンピースを選ぶ際は、デザインだけでなく素材も大切です。
わたしは毎日カジュアルに着られるものを選んでいたので、洗濯できる素材というのも重視していました。
- 洗濯しても縮まない
- 洗濯してもしわしわにならない(アイロンがいらない)
- すぐ乾く
ただ、オフィスで働いている人などは、「洗濯できるかどうか」よりも「しっかりして見えるか」のほうが大事だと思うので、こちらもTPOによりけりだと思います。
【形】自分の体型にあったものを選ぶ
当たり前ですが、自分の体にあったワンピースを選ぶことはとても重要です。「ワンピース」と言っても、形はいろいろあるので、どれを選ぶかによって雰囲気がガラリと変わるからです。
わたしはストンとした形で長いもの、いわゆる「Tシャツワンピのマキシ丈」だとものすごく太って見えてしまいます。 そのため、ウエストマークがあったり、きゅっと絞ってある次のようなデザインのほうが痩せて見えるので重宝しました。

最近は骨格診断などもあるので、そういったものを利用して自分に合う形を見つけることが大切だと思います。
【合わせるアイテム】小物を上手に組み合わせる
コーディネートの主役はワンピースになってしまいがちですが、合わせる小物を変えるだけで雰囲気は随分変わります。
そのため、上手に組み合わせられるアイテムを持っておくのがおすすめです。
- カーディガン・パーカなどの羽織もの
- ジャケット・コート
- レギンス
これらは、ワンピースと合わせて着る服。同じ形のカーディガンでも、色が違うだけでだいぶ雰囲気が変わります。
- ベルト
- 靴
- アクセサリー
- ストール
- 帽子
これらは、いわゆる「小物」。特にベルトはウエストマークをするのに使えてとても便利です。
数はたくさん持たなくても、自分で使える小物を揃えておくだけで、ワンピースだけのワードローブがぐんと楽しくなるなと感じました。
ワンピースだけワードローブの実例:毎日来ていた「夏」
「ワンピースだけ生活」を初めて実践してみたのは、東南アジアを旅行した「夏」の期間。2ヶ月の旅行を5枚のワンピースのみで過ごしてみました。
元から持っていったのは4着で、左上から時計回りに、
- 花柄のミディ丈(キャミソール)
- 花柄のミニ(ノースリーブ)
- 白のロング(ノースリーブ)
- 青のマキシ丈(フレンチスリーブ)
ちなみに、旅行中にもう1着刺繍ワンピを追加。バンコクのチャトゥチャック・ウイークエンドマーケットで購入しました。
どれも選択できて、軽い素材。薄手のカーディガン2着とレギンスを組み合わせつつ、2ヶ月これで過ごすことができました。
ワンピースだけワードローブの実例:週末限定の「冬」
職業上、現在では週末のみワンピース生活を楽しんでいます。冬のワンピースは次の3つ。
左から順に、
- ロング丈のリブニットワンピース(ユニクロ)
- 小花柄のロングワンピース
- チェックのワンピース(ユニクロ)
「冬なのに寒くない?」って思われるかもしれませんが、インナーを数枚重ね着するのと、冬でも5〜10℃前後とそれほど寒くないので、こんな感じで大丈夫です。
ユニクロの2着は、それだけで着ると締まりがないので、ベルトをつけています。
毎日ワンピースだけで生活してみた、そのメリット4つ
最初は、「言ってもワンピースだけ生活なんて無理でしょ…」と思っていたのですが、意外とできちゃったんです。2ヶ月間のワンピースだけ生活で感じたメリットはこちら!
メリット①ショッピングのストレスと出費が減った
「服を買う=ワンピースを買う」になるので、どんなアイテムを買おうかな?という悩みがなくなります。
女性の服は本当にアイテムが多い。トップスだけでもシャツ・ブラウス・Tシャツ…いろいろあります。でも、「ワンピース!」と決めていると、店先で悩む時間がぐっと少なくなります。
さらに、いろいろなアイテムを持っていると、「あのスカートにもパンツにも合うブラウスを買おう」「このセーターはあのパンツの形に合わないな」とか、「手持ちアイテムに合わせられるか」を重視して買い物しませんか?
ワンピースなら「本当に自分が着たいもの」を重視して決められます。そのため、ショッピングにかける労力と時間がぐっと減り、かなり楽になりました。
さらに、その結果服飾費も減りました。いろいろなアイテムを買うことがなくなるので、時間もお金も上手に節約できると思います。
メリット②コーディネートが楽なのに、おしゃれをもっと楽しめる
ワンピース1着(プラスα)でコーデが完結するので、とっても楽です!
さらにワンピースそのものがおしゃれなら、自分もそれなりの格好に見えます。どんなにセーターがおしゃれでも、ボトムスとの合わせ方で変になったりしますよね。ワンピースはそれがないんです。
また、ワンピースのみにして服の枚数を減らすことで1枚1枚への愛着度が増し、おしゃれをより楽しめるようになりました。
「適当な服」というのがないので、いつでも自分の好きな服を着られるようになったと思います。
メリット③クローゼットの中身がすっきり♪
ワンピースは基本ハンガーにかけて保存。いろいろなアイテムを持たないので、すっきりしたクローゼットになります。
服をたくさん持つと管理できなくなってぐちゃぐちゃになってしまうので、これも私には嬉しいポイントでした。
メリット④意外とどんな場所・シーンでも着られる
ワンピースって、意外と幅広いTPOに対応できるんです!
パンツスタイルより動きにくいと思いがちですが、逆に足がゆったりしていて動きやすいと感じることもあるくらい。いろいろな場所やシーンで着られるなあと思います。
こんな時はどうする?①アウトドア
ただ、ワンピースの形や長さには気をつけなければいけないけどね。ひらひらした感じのはTPOにもあっていないので…。
わたしは、上でご紹介した刺繍のワンピースにパーカーを重ねることが多いです。

これにレギンスを履けばかなり動きやすいです!
あと、アウトドアだと気づかないうちに泥が跳ねたり転んだりということがあるので、自分で選択できることも結構重要です。
こんな時はどうする?②自転車
レギンスを合わせるか、裾の長いワンピースを選ぶかで対応します。
ただ、裾の長いものだと車輪に引き込まれる恐れもあるので、注意が必要ですね。基本的には①と同じで、動きやすくカジュアルな感じのものを選べば、特に問題はない気がします。
こんな時はどうする?③トレーニング
ランニングやジムに行く時は、さすがにトレーニングウエアを着ます。汗もだらだらかくし、ワンピースだと動きづらいしね。当然か。
毎日ワンピースだけ生活を送る上で注意したいこと
ここまで書くと、「ワンピースだけ生活いいじゃん!」って思うかもしれません。本当にいいんですけど、注意点もいくつかあります。
注意点①TPOにそぐわない場合もある
上で「トレッキングでも着れるよ!」と書いたんですが、それでもTPOにそぐわないことがあります。
実際、わたしは旅行から戻ってきて「毎日ワンピース生活」を断念しました。その理由は保育士という仕事。
子どもを膝に乗せたり、しゃがんだり、座ったり、ダッシュしたり…。ロング丈だと動き回っても中が見える心配はなさそうだけど、すそ踏んづけて転びそうだし。
このように、職業上・生活上ワンピースだけで過ごすのが向いていない可能性もあるので注意しましょう。そんな場合は無理せず出きる範囲でワンピース生活をすればいいんです。
それでも「ワンピースで生活したい!」という人は、次のような工夫をしてみるといいのかも。
- カジュアルなワンピースを選ぶ(シャツ・Tシャツスタイルであまり裾が長くないものなど)
- 下にレギンスを履く
注意点②マンネリ化する可能性がある
いくらお気に入りでも毎日似たような服を着ているとマンネリ化する可能性も。そんな場合は、やっぱり小物が大切です。
実際、ワンピースをいろいろなシーンで着こなすためには、小物が大切だなあと思いました。例えばトレッキングの場合、
- レギンス・スパッツを履く
- パーカーやカーディガンを羽織る
という工夫をすれば、普段使いのワンピも着れます。逆に、ちょっとおしゃれなディナーとかなら、
- ネックレスやバッグ、サンダルを変えてみる
- 髪をアレンジする
- メイクを変えてみる
などで、いつもと雰囲気が変わります。
ワンピースってある意味1番オールマイティな服なんじゃないかなと思いました。
注意点③おしゃれ大好きな人は物足りなく感じるかも
わたしは全然大丈夫だったけど、他のアイテムに目移りする可能性があるかも。実際、たま〜にかわいいブラウスとか見ると「ほしい!着たい!」となってました。
おしゃれじゃない私でもこんなだから、いろいろな服の組み合わせやテイストを試したい人には、ワンピースだけ生活は辛いかも。
毎日ワンピースだけ生活はこんな人におすすめ!
今は仕事の関係でワンピースだけ生活ができませんが、それさえなければ私は毎日ワンピースでも全然OK!
こんな人にはワンピースだけ生活が向いていると思います。
- おしゃれに苦手意識がある
- コーディネートを考えるのが好きじゃない
- ミニマリスト志向
逆にこんな人には向かないかも。
- 服が大好き!コーディネートを考えるのが好き!
- つねに流行を追っていたい
- 仕事での服装が決まっている
またワンピースだけ生活したいなあ。そうなったらどんなワンピースを買おう…とわくわくしています。
ワンピース「だけ」で生活するのは難しいかもという人でも、ワンピースをワードローブに入れておくとコーディネートが楽になりますよ!是非取り入れてみてくださいね。
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