ベトナムに行ったら何食べる?やっぱりフォーや生春巻きかな…そう思っている方も多いのでは。でも、ハノイに行くならそれ以外のグルメを試すのがおすすめです!
それくらいハノイにはユニークな料理がたくさん。わたしが「美味しい!」とついつい食べ過ぎてしまったハノイのローカルグルメをご紹介します。

しばらくハノイグルメ紹介の記事が続くよ。
ハノイおすすめローカルグルメ①チャー・カー
ハノイでしか食べられないグルメといえば、チャー・カーが有名。ナマズみたいな淡水魚を揚げたものに、野菜とブン(米麺の一種)を合わせて食べます。
運ばれてきたときはこんな感じ。

テーブルで調理するスタイルだった。
最初は、鍋の中身を炒めて、ブンにかけて食べていたのですが…。
お店のおじさんがいきなりやってきて、ブンを鍋の中に放り込んだ!
さらにはピーナッツ・香菜も!

おじさんが手伝ってくれた後はこんな感じ。炒麺って感じよね。
あっけにとられる私たちの前で、ちゃっちゃと炒め、ドヤ顔でチャー・カーを完成させてくれました。笑

あ、ありがとう…(あっけ)。
肝心のお味ですが、油っぽいんだけど、白身魚なのでさっぱり食べられます。あと驚いたのが臭みがないこと。淡水魚だから癖ありそうだな…と思っていたのですが、全然気にせずに食べられました。
ディルがたっぷり入っていたからかな。しっかりと臭いが消されていて本当に食べやすかったです!
チャー・カーを食べるなら!超老舗の「チャー・カー・ラボン」
チャー・カー発祥の店と言われているのが、「チャー・カー・ラボン」。旧市街のチャーカー通りにあります。
このお店があるから、その通りがチャーカー通りという名前になったんだって。どんだけすごいんだ。
お店は2階部分になっていて、1階は普通の民家みたいでした。外観も「これがお店?」ってくらい目立たないので素通りしてしまったくらい。見つけにくいので注意してくださいね。
お値段は2人で15万VND。ベトナムにしては高い!それでもハノイに行ったら是非食べたい一品です。
ハノイおすすめローカルグルメ②バインダークア
バインダークアはハロン湾近くの都市・ハイフォンの名物料理。カニ味噌でダシをとり、サトウキビの入った平べったい米麺に、具材がたっぷりと入っています。
これでもかってくらい具がたっぷり乗っています。さつま揚げっぽい練り物、揚げ豆腐、野菜、魚肉ソーセージっぽいものなどなど。
そしてサトウキビが入った麺は茶色い!

こんな麺、初めて見たよ〜。
具材がボリューミーな分、スープはかなりあっさりめ。麺も甘みがあるので、パンチには欠けるかもしれません。でも、具材がたっぷりなので、満足感は高め◎。
バインダークアを食べるなら!「Mien Banh Da Cua Ly Quoc Su」
ハノイ旧市街近くで有名なバインダークアの店といえば、「Mien Banh Da Cua Ly Quoc Su」。12時頃行ったので、ランチタイムのサラリーマンたちで溢れていました。
ただ、英語が全く通じないので注文にちょっと苦労します。メニューもなくて指差しでの注文もできないので、しょうがなくスマホで写真見せて「これちょうだい」とオーダーしました。
ハイフォンに行けばたくさんお店があるかもしれないけど、ハノイの旧市街近くではここが有名みたいです。
昼時はローカル客がとにかく多いので、混雑する時間帯を避けるのが無難かも。
ハノイおすすめローカルグルメ③フォー・クオン(巻きフォー)
フォーと言ったら麺!と思いますよね。でも、ハノイには「変わりダネフォー」というのが何種類かあるんです。その1つが「フォー・クオン(巻きフォー)」。
フォーを麺状にカットする前のもので具材を巻きます。中身はどの店も牛肉にパクチーというのが一般的みたい。日本の麺で例えると…うどんやそばを麺にする前に具材を巻いちゃったみたいな?うまく説明できない。
生春巻きと似てるけど(どっちも米からできてるし)、なんか違うんだよねえ…。フォー・クオンのほうがちょっと生地が厚め。具材もシンプルで何個でもいけちゃう感じです。
ただ、ずっと食べていると飽きてくるので(1皿10個くらい)、誰かとシェアできるといいですね。
フォー・クオンを食べるなら!「Pho Cuon Huong Mai」
このフォー・クオンは旧市街から北のほうに位置するTruoc Bac(チューバック)という小さな島で食べられます。
島自体歩いて20分あれば外周歩けるコンパクトなサイズなのに、島の真ん中の通り(Ngu Xa通り)には巻きフォーのお店が軒を連ねています。
旧市街から歩いていける距離なのに、旧市街では全く見かけませんでした。なぜチューバック島だけで売られているんだろう?
日本でいうと月島のもんじゃみたいな感じなのかな。
わたしはこのチューバックのホテルに泊まっていたので、巻きフォー通り(勝手に命名)は毎日通いました。特におすすめがこの「Pho Cuon Hurong Mai」というお店。
一度、財布を忘れたときもおばちゃんは「いいよ〜、待ってるから〜」と全然焦っていませんでした。笑 チューバック自体、のんびりした、ベトナムのローカル感あふれる場所で楽しかったです。
ハノイおすすめローカルグルメ④揚げフォー
フォー・クオンと一緒に食べたいのが「揚げフォー」。四角くカットされたフォーを揚げたものを、野菜や肉のあんと一緒に食べます。

テイクアウトしたので全部別ですが、お店で食べる時はフォーにあんがかかった状態で出てきます。
揚げたフォーはサクサクパリパリで美味しいんだけど、あんの味がまあまあ。美味しいんだけどもう少し味が濃いめのほうがいいと感じました。
個人的には巻きフォーのほうが好きです!
揚げフォーを食べるなら!「Pho Cuon Huong Mai」
揚げフォーは巻きフォーと同じくチューバック島でよく食べられます。
わたしは巻きフォーと同じ「Pho Cuon Huong Mai」で注文しました。チューバック島の巻きフォーを売っているお店に行けば大抵揚げフォーも買えるのでチェックしてみてください。
ハノイのおすすめローカルグルメ⑤ブンチャー
観光客に人気のベトナム料理といえばフォーですが、ベトナム人にはブンチャーも同じくらい定番料理だそう。
ハノイ発祥の料理で、ブンと呼ばれる米麺(チャー・カーにも使われていましたね)に炭火で焼いた肉と香草たっぷりを特製のタレに入れて食べます。

ベトナム風のつけ麺みたいなイメージだよ。
炭火焼肉にあっさり米麺+つけダレが絶妙で、わたしは完全にハマってしまいました。日本でももっとブンチャーが流行ればいいのに…!
おすすめは「オバマブンチャー」と「ダックキム」
ハノイ市街を歩けばたくさんブンチャー店がありますが、特におすすめなのは「オバマブンチャー」と「ダックキム」。
前者はその名の通りオバマ前大統領が訪れて有名になったお店で、後者は旧市街にある有名店です。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください!

ハノイのおすすめローカルグルメ⑥バインクオン
ベトナム人がお菓子代わりにするという「バインクオン」。こちらはライスペーパーにひき肉などを包んだ料理。
生春巻きと似ているような感じもしますが、このライスペーパーは生!店先でひたすらライスペーパーを作っている様子を観察できました。

元となる液体を均一に伸ばし、生地を作ります。職人技!
でも生春巻きと比べて具は少なめ。皮をぐるぐる巻いていきます。

職人技その②。2人で分担してひっきりなしに作っていました。こういうの見るの好き。
気になるお味ですが、飲茶で定番の腸粉(チョンファン)みたいな感じかな。皮のぷるぷるとした食感がいい!
ただ、確かにこれだけではお腹いっぱいにならなそう。私もスナック代わりに食べました。

旅行の最後だから食欲も爆発してたよね。
バインクオンが食べられるお店
街中では結構バインクオンを売っているお店を見かけました。ぶらぶら町歩きをしながら、「Banh Cuon」と書いてある店にふらっと立ち寄ってみるといいかも。

お店の場所も名前も忘れてしまいました…。ごめんなさい。
ハノイのローカルグルメは日本じゃ食べられない!試してみる価値あり
まだまだハノイには美味しいローカルグルメがあるそうですが、今回私が食べたのはこんな感じでした。おすすめ順で言えば、
- ブンチャー
- 変わりダネフォー
- チャー・カー
- バインダークア
- バイン・クオン
どれも日本ではなかなか食べられない料理だと思うので、ハノイへ訪れる方は是非トライしてみてくださいね!
関連記事はこちらから
▼ハノイは食事だけではなくカフェもおすすめ。他の都市では飲めないエッグコーヒーやヨーグルトコーヒーが楽しめちゃいます。まち歩きに疲れた時は是非寄ってみましょう!

▼ハノイのローカルグルメを絶賛しつつ、生春巻きやフォーなんかの定番料理も好き。ホーチミンでは王道ベトナム料理を堪能しました。

▼ベトナムはその土地土地の名物料理がはっきりしているのが面白い点です。ホイアンもローカルグルメが輝いていました!

コメント