サステイナビリティ(持続可能性)というコンセプトを知り、できる限り環境に配慮した生活ができるようにと努力しています。
特にプラスチックは使わないようにしたいと思っている中で、プラスチックフリー(プラスチック一切なし)で買い物ができるお店を見つけたので、早速買い物をしてみました。
プラスチックフリーな買い物は可能なの?
プラスチックが環境に良くないというのはとことん言われていることですが、「そんなこと言ったって無理だよ〜」という人も多いと思います。
確かにプラスチックを一切使わないって難しい。買い物1つとっても、大抵の商品はプラスチックで包装されているし。でも少し意識するだけで、使い捨てプラスチックを使用しない「プラスチックフリー」な買い物って可能だと思うんです。
- エコバッグを使ってレジ袋をもらわない
- 野菜・果物は包装されていないものを選び、小分け用の麻袋に入れる
- お肉は肉屋さんで買ってタッパーに詰めてもらう・紙で包んでもらう
- 食パンはパン屋さんで買う
もちろん100%プラスチックフリーは難しいけど。「できることからやってみよう!」精神で、どんどんこういう取り組みが世界中に浸透してるんじゃないかなあと思います。
ニュージーランドの量り売り店「GoodFor」に行ってきたよ
ニュージーランドも「エコ大国」と言われていて、人々のエコに対する意識は高いなあと思うんですが、スーパーなどではまだプラスチック包装がたくさんあります。
その中で、「完璧なプラスチックフリー」を掲げている量り売りの食料品店があると知り、早速訪れてみました。
プラスチックフリーな量り売り店『GoodFor』
GoodForはサステイナブルショッピングにぴったりの食料品店。保存可能な次のような食品をメインに販売しています。
- 小麦粉
- 豆・ナッツ
- ドライフルーツ
- 調味料・スパイス
- コーヒー・お茶
- シリアル・パスタ
保存食品メインで、生鮮食品(肉・魚・乳製品・卵・野菜・果物など)は販売していません。店舗はオークランドやクライストチャーチなどに限られていますが、オンラインページもあり、配達時の包装もプラスチックフリーを徹底しています。

店舗は真っ白でインテリアショップみたいにおしゃれ
店舗のある場所に着いたところ、シャッターが閉まってる!?今日はお休みなのかな?と思ったところ、これはデザインの1つだったみたいで、隣のドアが開いていました。よかった。
早速中に入ってみてびっくり。超洗練されています。
真っ白の壁に整然と並べられた、食料品。普通食料品店ってごちゃごちゃしていますが、GoodForの店内は全然そんな感じがしません。
商品のラインナップが充実している
販売しているものも、とにかく種類が豊富です。

豆類のセクション。どうやって調理するのかわからないものがたくさん。

パスタもこの通り。上手前2番目のマカロニは売り切れ?
例えば小麦粉1つとってみても、ノーマルな薄力粉・強力粉だけではなく、オーツ粉・ココナッツ粉・全粒粉など様々なオプションがあります。
普通のスーパーだと自分で量を決めることができないので、「こんなに使い切れない」と購入を断念してしまうこともありますが、量り売りなら「ちょっと試してみよう」と少しだけ買えるのがいいですね。
さらに驚いたのが、液体系も販売していること!

酢もいろいろな種類があるみたいですね。
マヌカハニーにオリーブオイル、タップから出てくるメイプルシロップも販売されていました。生鮮食品以外、ここで全部まかなえそう。
さらにさらに、洗剤系も量り売りで販売しています!
Ecostoreの食器用・洗濯用洗剤や、マルチパーパスクリーナーが必要な分だけ補充できる仕組み。ここまでプラスチックフリーができるなんて、とちょっと驚いちゃいました。
▼「Ecostore(エコストア)」の商品は、環境に配慮しているNZブランドとして日本でも販売されています。

量り売りはコードを記入するだけ!
肝心の量り売りなんですが、店内には茶色い紙袋と鉛筆が用意されていて、紙袋に商品を詰めて鉛筆で商品コードを書く→会計時にスタッフが量ってくれるというシステムになっています。
ただ、1番いいのは自分の家から容器を持っていくこと。容器に商品を入れる前にスタッフに重さを量ってもらい、その分の重さを差し引いてもらうことができます。
これなら紙袋もいらず、より無駄にならないショッピングです!
黒豆を購入してみました
わたしは黒豆を購入してみました。なぜ黒豆か…お正月に食べて思いのほか美味しくて、また作りたくなったから。笑
商品にはそれぞれ原産国名も記載されていて、オーガニック・グルテンフリーなどのマークも確認できます。
容器を忘れてしまったので、紙袋に。次は容器を持って行こう。
量り売りの店のいいところ
GoodForで買い物をしてみて黒豆しか買ってないけど、量り売りは確かにエコだなあと感じました。
①包装がシンプルで、ゴミが出ない
何と言っても、包装が超シンプルなのが最高です。というか、自分で容器を持っていけば包装いらず。
スーパーで買うと、スパイスや乾物系はプラスチックの袋に入って販売されているものが大半ですよね。でもこういうのって大体結局ゴミになるだけ。
プラスチックゴミを減らし、プラスチックフリー生活に近づくためには、Goodforの量り売りシステムは究極の理想だと思います。
②必要な分だけ購入できるから、フードロスにならない
「プラスチックフリー」という魅力が前面に出ていますが、量り売りのもう1つのメリットは「必要な分だけ購入できる」ことだと思います。
ちょっとだけ必要なスパイスや調味料。安いからと大きめサイズを買って、結局全然使い切れない。気づいたときは納戸の奥深くに眠っていて、そのままゴミ箱へ。そんな経験ないですか?
まさに数年前のわたしがそんな感じだったんですが、GoodForの量り売りシステムなら「よく使うものはたくさん・たまにしか使わないものはちょっとだけ」を自分で調節できるので、フードロスも減らせそうだな、と感じました。
日本で量り売りの食料品店はあるの?
GoodForはニュージーランド在住の方にはおすすめなんですが、日本では量り売りの食料品店ってあるのかな?
そう思って調べてみたんですが、いろいろとあるみたいで、こちらのサイトに量り売りショップの情報が載っていました。

関東メインになりますが、味噌が量り売りできるのはいいなあと思います。エコストアは日本の店舗でも量り売りをやっているみたいですね、嬉しい!
すべてがすべて「プラスチックフリー」というのは難しいですが、できることから始めていきたいなあと思います。どうかこれを読んでくださる方が、プラスチックフリーに興味を持ってくださったら嬉しいです。
▼エコ・サステイナブルを実践するにあたって1番手軽なのが、「使い捨てをやめて、ゴミを減らすこと」だと思います。使い捨てを減らすアイデアはこちらから。

▼いろいろ手作りするのも、サステイナブルな生活の1つだと思っています。不器用な人でも簡単にできるものばかりなので、おすすめです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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