妊娠・出産というと、人生の一大イベントの1つ。
それを海外でおこなうなんて…と最初はドキドキしていましたが、「案ずるより産むが易し」という言葉の通り、なんとかなりました!
ただ、もちろんニュージーランドと日本ではいろいろなことが違います。
私は今回が人生初の妊娠なので、日本の出産システムを知りません
妊娠中のニュージーランドと日本の違いって?
基本的に、「妊娠は病気じゃない」というスタンスで、あくま
日本のシステムの
基本お産にかかる費用は無料
前も少し話しましたが、ニュージーランドのお産にかかる費用は基本無料です。健診は
ただ、あくまでも「無料にな
ミッドワイフ ではなくクリニックを選んだり、エコーを追加したりすればその分
その代わり、分娩費用は無痛分娩でも帝王切開でもか
健診で産科医に会うチャンスが少ない
ミッドワイフ (助産師)をLMC(お産をサポートしてくれる人)に選ぶと、検
お産時も帝王切開な
私も出産時一瞬だけ医師が現れましたが(胎便を飲み込んでいる可能性があったため)、それ以外は全く会わなかったです。
血液検査とエコーと健診は別の場所
「お医者さんに会わないってエコーは誰がしてくれるの?」と思わ
- エコー…専門機関で技師さんに
- 血液検査…同じ
これはそれぞ
ちなみに健診はミッドワイフの家庭訪問が多いです(私は病院に行ってる)。
エコーは2回がデフォ

エコーの基本回数は2回。何もなければ12週あたりで1回、20週で1回の計2回で終了です。
とは言え、これは本当に人によるんじゃないかな。
でも私は合計で4回もエコーしたんですよね。デフォルトの2回に、12週まで待ちきれずに10週あたりで1回(これは追加料金払いました)、32週で再検査が必要となりもう1回(これはミッドワイフからの要請だったので無料)。
経過によっては
でも、基本的にはやっぱり2回のみ。
日本の
エコーは経腹エコーのみ
初期の経膣エコーもありません。
初回エコーは10週くらいでした
これは気楽でよかったなあと思います。
初期の内診はない
経膣エコーと同様、内診もありませんでした。
そもそも内診ってな

確かに、最初に色々と検査してもらえる
健診は全て適当
ニュージーランドのお産システムは、よく言えば大らか、悪く言え
健診も、体重は靴下履いたまま目視で「うん、オッケーね!」(
ちゃんと疑問に思ったことを聞け
食べてはいけないものが多い

以下のものは食べちゃダメ!と言われています。
- 寿司、刺身
- 生ハム、ベーコンなど
- スモークサーモン、生牡蠣など
- ナチュラルチーズ
- 生卵、ポーチドエッグ、半熟卵
- お店の機械でサーブされるソフトクリーム
- 31などのようにトレイがいくつも並んでるアイスクリーム
他にもカフェのサンドイッチなどで生野菜が挟んであるものは注意
食べられないものは日本と比べて厳しいなあ…と感じます。
妊娠中は、お寿司
妊婦の体重増加は当たり前
日本だと体重が増加しすぎると怒られると言いますが、こちらでは
逆に体重が増えていないと、もっと体重を増やせと怒られます。
私はつわりで減った分から+8kgくらいだったんですが、周りに細すぎる、もっと食べろとプレッシャーをかけられ続けました…。ミッドワイフも大丈夫だって言ってるし、ほっておいてよー。
そもそも妊婦なんだから、体重は増えて当たり前、どんどん増やし
職場でたまたま見つけた妊婦向けの資料に体重増加の目安があったのですが、

- BMI 18.5未満…12.5-18kg (日本なら9〜12kg程度)
- BMI 18.5~24.99…11.5-16kg (日本なら7〜12kg程度)
- BMI 25~29.99…7-11.5kg (日本なら個別対応)
- BMI 30以上…5-9kg (日本なら個別対応)
と、日本よりもかなり体重増加に易しいことがわかります。
体重が増えることのリスクもわかりますが、日本はやっぱり厳しすぎるんじゃないかな?と思います。
父親の同席は当たり前
日本の妊婦健診だと、母親が1人で行くことも多いようですが、こ
うちの夫も必ずもれなく同席していました(2人が休みの日に健診の予定を入れている)。何なら血液検査、
両親学級もそうだし、私の職場では慣らし保育にお父さんが来るこ
妊娠から育児まで、メインは母親だけど父親の関与度合いが高いと思います。
予定日ギリギリまで働く人が本当に多い
私は37週まで働いて産休に入ったのですが、もっとギリギリまで働く人が多いです。
これまでの同僚でも、予定日2週間前まで働くのがデフォ。中には予定
他にも看護師の知り合いは10日前まで、オフィスワークの知り合いは2日前まで(予定帝王切開だったからというのもあるかも)、とみんなタフだなあと思います。
とにかく動けと指導される
こちらの妊婦はどんどん体を動かしなさいと指導されます!
恐らくですが、
郷に入っては郷に従え!意外となんとかなる
というわけで、ニュージーランドと日本の違い妊娠編でした。
最初のうちは色々と不安に思うこともありましたが、おおらかなシステムは私には合っていたみたい。
あまり神経質にならず、妊娠中ものびのび過ごせました。
もちろんいい面と悪い面どちらもあるので、参考になれば嬉しいです!
▽妊娠期間、結構楽しかったけど、つわりだけは別。私の症状と乗り切り方をまとめました。
▽育児を始めてからも、日本と違う!と思うことがたくさん。郷に入っては郷に従え、柔軟に対応しています。

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