妊娠で感じたニュージーランドと日本の違い。エコーは2回、体重増加もOK

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妊娠・出産というと、人生の一大イベントの1つ。

それを海外でおこなうなんて…と最初はドキドキしていましたが、「案ずるより産むが易し」という言葉の通り、なんとかなりました!

ただ、もちろんニュージーランドと日本ではいろいろなことが違います。

私は今回が人生初の妊娠なので、日本の出産システムを知りません。それでも友人や本、ネットの情報から、「これは明らかに違うなあ」と思ったことをご紹介します!

目次

妊娠中のニュージーランドと日本の違いって?

基本的に、「妊娠は病気じゃない」というスタンスで、あくまでも自己責任という意識が強いなあと感じます。

日本のシステムのほうが色々とサポートも手厚く安心ですが、慣れてしまえばニュージーランド でも結構快適でした!

基本お産にかかる費用は無料

前も少し話しましたが、ニュージーランドのお産にかかる費用は基本無料です。健診はもちろん、分娩費用もかかりません。

ただ、あくまでも「無料になるオプション」を選んだ場合なんですけどね。

ミッドワイフ ではなくクリニックを選んだり、エコーを追加したりすればその分料金はかかります。

その代わり、分娩費用は無痛分娩でも帝王切開でもかからないです。

国籍・永住権保持者の場合。ワークビザやパートナービザでは異なりますのでご自身で調べてみてください。

健診で産科医に会うチャンスが少ない

ミッドワイフ (助産師)をLMC(お産をサポートしてくれる人)に選ぶと、検診はミッドワイフとのみになります。

お産時も帝王切開などなければ医師の立会いはないので、結局医師に一切会わないこともあるようです。

私も出産時一瞬だけ医師が現れましたが(胎便を飲み込んでいる可能性があったため)、それ以外は全く会わなかったです。

↑むしろこの時も、赤ちゃんをチェックしに来ただけで、私とのコンタクトは全くありませんでした(出産直後でどの人がお医者さんかもわからなかった)。

血液検査とエコーと健診は別の場所

「お医者さんに会わないってエコーは誰がしてくれるの?」と思われるかもしれませんが、エコーと血液検査は別の場所でおこないました。

  • エコー…専門機関で技師さんに
  • 血液検査…同じ

これはそれぞれ別の場所に行くのが面倒だから、全部まとめてできるほうがいいなあと思います。

ちなみに健診はミッドワイフの家庭訪問が多いです(私は病院に行ってる)。

エコーは2回がデフォ

エコーの基本回数は2回。何もなければ12週あたりで1回、20週で1回の計2回で終了です。

とは言え、これは本当に人によるんじゃないかな。

でも私は合計で4回もエコーしたんですよね。デフォルトの2回に、12週まで待ちきれずに10週あたりで1回(これは追加料金払いました)、32週で再検査が必要となりもう1回(これはミッドワイフからの要請だったので無料)。

経過によっては再度エコーを確認することも多いみたいで、友人も「赤ちゃんが小さめだから」と後期にも1度エコーを受けさせられてました。

予定日を超えた場合も、羊水の量などを確認しにもう1度受けなければいけないそうです。

でも、基本的にはやっぱり2回のみ。

日本の妊婦さんは4Dエコーなど、たくさん胎児の様子を記録に残せて羨ましい!

エコーは経腹エコーのみ

初期の経膣エコーもありません。

初回エコーは10週くらいでしたが、この時も経腹でした。

これは気楽でよかったなあと思います。

初期の内診はない

経膣エコーと同様、内診もありませんでした。

そもそも内診ってなぜあるんだろう?と思ったら、早産や流産を予防したり、婦人科系の病気をチェックしたりするんですね。

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確かに、最初に色々と検査してもらえるのは安心かも。

健診は全て適当

ニュージーランドのお産システムは、よく言えば大らか、悪く言えば適当、これに尽きると思います。

健診も、体重は靴下履いたまま目視で「うん、オッケーね!」(記録にとってる様子はなし)、尿検査はセルフ(トイレに容器と試験用紙が置いてあって自分でやる)でした。

最後のほうは、体重チェックもありませんでした。「あんたが太りすぎじゃないのは見ればわかるからいいよ!」って。いいんだーって感じでした。笑

ちゃんと疑問に思ったことを聞けば丁寧に答えてくれますが、こちらから質問しない限りはさらっと終わります。日本の致せり尽せりとは違うなあと感じました。

食べてはいけないものが多い

以下のものは食べちゃダメ!と言われています。

  • 寿司、刺身
  • 生ハム、ベーコンなど
  • スモークサーモン、生牡蠣など
  • ナチュラルチーズ
  • 生卵、ポーチドエッグ、半熟卵
  • お店の機械でサーブされるソフトクリーム
  • 31などのようにトレイがいくつも並んでるアイスクリーム

他にもカフェのサンドイッチなどで生野菜が挟んであるものは注意してくださいと言われました。

サブウェイやケバブなども控えていました。

食べられないものは日本と比べて厳しいなあ…と感じます。

妊娠中は、お寿司やチーズが早く食べたくて仕方ありませんでした。

妊婦の体重増加は当たり前

日本だと体重が増加しすぎると怒られると言いますが、こちらでは体重増加は当たり前。20〜30kg増えるという人も結構多いです。

逆に体重が増えていないと、もっと体重を増やせと怒られます。

私はつわりで減った分から+8kgくらいだったんですが、周りに細すぎる、もっと食べろとプレッシャーをかけられ続けました…。ミッドワイフも大丈夫だって言ってるし、ほっておいてよー。

そもそも妊婦なんだから、体重は増えて当たり前、どんどん増やしなさいって感じみたいです。

職場でたまたま見つけた妊婦向けの資料に体重増加の目安があったのですが、

ニュージーランド 妊娠
  • BMI 18.5未満…12.5-18kg (日本なら9〜12kg程度)
  • BMI 18.5~24.99…11.5-16kg (日本なら7〜12kg程度)
  • BMI 25~29.99…7-11.5kg (日本なら個別対応)
  • BMI 30以上…5-9kg (日本なら個別対応)

と、日本よりもかなり体重増加に易しいことがわかります。

体重が増えることのリスクもわかりますが、日本はやっぱり厳しすぎるんじゃないかな?と思います。

父親の同席は当たり前

日本の妊婦健診だと、母親が1人で行くことも多いようですが、こちらは父親の同席がかなり多いです。というか、ほとんどみんな同席してる。

うちの夫も必ずもれなく同席していました(2人が休みの日に健診の予定を入れている)。何なら血液検査、予防接種まですべて一緒に来たがります。笑

両親学級もそうだし、私の職場では慣らし保育にお父さんが来ることも本当に多いです。

妊娠から育児まで、メインは母親だけど父親の関与度合いが高いと思います。

予定日ギリギリまで働く人が本当に多い

私は37週まで働いて産休に入ったのですが、もっとギリギリまで働く人が多いです。

これまでの同僚でも、予定日2週間前まで働くのがデフォ。中には予定日4日前まで働いたというツワモノもいました。

他にも看護師の知り合いは10日前まで、オフィスワークの知り合いは2日前まで(予定帝王切開だったからというのもあるかも)、とみんなタフだなあと思います。

とにかく動けと指導される

こちらの妊婦はどんどん体を動かしなさいと指導されます!

運動もして、仕事も辛くなきゃ直前まで続けてオッケー、で、「ほ、本当にいいの…?」と不安になってしまうほど。

恐らくですが、体重が激増する人も多いので、しっかり動いてカロリー消費しろ!っていうのもあると思うんですが。

郷に入っては郷に従え!意外となんとかなる

というわけで、ニュージーランドと日本の違い妊娠編でした。

最初のうちは色々と不安に思うこともありましたが、おおらかなシステムは私には合っていたみたい。

あまり神経質にならず、妊娠中ものびのび過ごせました。

もちろんいい面と悪い面どちらもあるので、参考になれば嬉しいです!

▽妊娠期間、結構楽しかったけど、つわりだけは別。私の症状と乗り切り方をまとめました。

▽育児を始めてからも、日本と違う!と思うことがたくさん。郷に入っては郷に従え、柔軟に対応しています。

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