タイ旅行のお土産として人気なのが、レチンAクリーム。シミの改善に効果的な一方、痛みや赤みなどに悩まされるという噂も。
タイでレチンAクリームを購入してみたので、そのレビューをご紹介します。レチンAの効果や使い方が気になる人は是非ご覧ください!
- シミに効果的!レチンAクリームはここがすごい
- レチンAクリームの使い方と注意点
- レチンAクリームの効果!シミ・ニキビ跡はどうなった?
- 使用前:シミ・そばかすで老化にまっしぐらの肌
- 1日目:特に変化なし
- 2日目:心なしかヒリヒリする
- 3日目:ヒリヒリがなくなった…?と思ったら
- 4日目:今までと比べられない痛みに襲われる
- 5日目:鼻の下の皮がむける
- 6日目:かゆみが出現!ヒリヒリするのは相変わらず
- 7日目:ついに頬の皮むけが開始!
- 8日目:痛みがなくなってきた?
- 9日目:特に変化なし
- 10日目:肌のトーンが明るくなった?
- 11〜13日目:大きな変化なし
- 14日目:頬の皮が再度むけ始める
- 15日目:ニキビ跡が小さくなっている?
- 16〜18日:ほぼ変化なし
- 19日目:ヒルドイドを塗っても何も感じなくなる
- 20〜21日目:再び変化なし
- 21日間のレチンAクリームケアで悩んだ症状まとめ
- 無数のシミに効果あり。肌がワントーン明るくなった
- レチンAクリームはどこで買える?
- 結論・・・レチンAクリームまた使いたい!
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シミに効果的!レチンAクリームはここがすごい
シミに悩んでいる人におすすめと言われている、レチンAクリーム。その魅力をざっくりとまとめてみました。
レチンAクリームには肌を綺麗にする効果が期待できる
レチンAの主成分は、「トレチノイン」というビタミンA誘導体です。このトレチノインには次のような効果が期待できるそうです。
- 新陳代謝を促進する
- シミやニキビ跡を薄くする
- 古い角質を除去する
- →綺麗な肌に!!
トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。
引用:こころ皮ふ科クリニック
シミに悩み始めた人はもちろん、肌を綺麗にしたいという女性ならとっても魅力的ですよね。
使用にあたっては注意が必要
ただ、レチンAクリームを使用する過程で、次の点に注意する必要があります。
使い始めてから数日-2週間前後でカサカサや赤みが生じてきます。この期間はシミを漂白している時期ですが、一番辛いときです。その後は皮ふが順応し徐々に反応が軽くなっていきます。程度によって、外用回数を減らしたり、隔日で外用してもらいます。
また、日本ではトレチノイン(レチンA)を手に入れるには処方箋が必要。
米国ではFDA(食品医薬品局)の認可を受けている薬品で、日本では医師の院内製剤としてのみ処方できます。
トレチノイン・ハイドロキノン|東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ
タイでは薬局で処方箋なしに購入できますが、上の点をしっかりと踏まえて「自己責任で使う」ということは覚えておいたほうがいいです。
レチノールとの違いは?
韓国コスメなどにも配合されていて、最近注目されている成分「レチノール」。
名前が似ているので、トレチノイン(レチンA)と同じ成分なのかな?と思ったのですが、レチノールのほうが肌への作用は緩やかなそうです。
レチノールの生理活性の強さを1とすると、トレチノインはその50倍から100倍の強さがあるとされています2。
引用:肌のクリニック高円寺 麹町
つまりトレチノイン(レチンA)のほうが強い効果を期待できますが、その分副作用も強いものである可能性が高いということになります。
なので、使用したい方はやはり「自己責任」ということになります。
レチンAクリームの使い方と注意点
上のように、日本では医師の処方でのみ手に入れられるレチンAクリーム。タイで購入するなら、事前にしっかりと情報を収集しておくことが大切だと思います。
レチンAクリームの使い方
あくまでも参考に、わたしの使い方をご紹介します。
- 使うのは夜だけ
- 洗顔→アルコールフリーの化粧水→レチンA→ヒルドイドの順で塗る
- レチンAは気になるシミ・ニキビ跡にのみ塗る
綿棒を使って気になる箇所にピンポイントで塗るのがいいという意見もありますが、私は頬に広がる無数のシミをどうにかしたかったので、頬にまんべんなく塗っていました。
「ヒルドイド」は、レチンAと一緒に使うといいと薬局の人が教えてくたので使用。こちらも日本では処方箋が必要です。
短期間(数ヶ月)で使う
スキンケア用品の中には、長期間使って効果を実感できるものも多いです。ただし、レチンAクリームは、ずっと使い続けていると肌が慣れてきて効果が出なくなるそうです。
完全に耐性ができてしまうと効果が現れにくくなりますので、2~3ヵ月を限度に1ヵ月以上の休薬期間を設けます。
私は効果に満足して21日(3週間)でやめてしまったのですが、自分的にはちょうどいい期間でした。
処方箋なしだと医師に相談することもできないので、どれくらい続ければいいのかなと迷う人もいるかもしれません。そこも自己責任ということですね。
2〜3ヶ月を最長として自分の肌の様子を見つつ、使用期間を決めるのがいいと思います。
レチンAクリームの注意点
また、使用する際には次の点にも気をつけていました。
- 日焼けを絶対にしないように気をつける
- 早めに使い切る
- 冷蔵庫に入れて保管する
日焼けは逆効果だと聞いたので、なるべく外出しない・日光の当たる部屋や車にいるときは日焼け止め・帽子などで対策する・日光が強くない冬の間利用するなどを守っていました。
また、「分解が早い」ため、早めに使い切る・保管場所に注意することも大切だそうです。

色々と注意点があるので、やっぱり事前の情報収集はしっかりとおこなっておくことをおすすめします。
レチンAクリームの効果!シミ・ニキビ跡はどうなった?
日を追うごとに変化が出てくるのが、レチンA使用の面白いところ。21日間レチンAを使用して得られた効果や肌の様子をご紹介したいと思います。
使用前:シミ・そばかすで老化にまっしぐらの肌
ちなみに始める前の私の肌はこんな感じ。
- 乾燥肌
- 肌の色は白め
- 目の下〜鼻の頬に無数のシミあり
- ニキビ跡も1つ大きいのが目立つ
写真で見るともっとわかりやすいかも(写真があらくてすみません)。

1日目:特に変化なし
初日の夜にパッケージを開封して、シミの上に塗布します。特に何も感じません。
ただ、ヒルドイドは「薬!」という感じの結構強烈な匂いがするので、最初はびっくり。わたしは普段軟膏などを使用しないので、この匂いに慣れるのに数日かかりました。
2日目:心なしかヒリヒリする
化粧水→レチンAを塗ったまではよかったのですが、ヒルドイドを塗るとちょっとヒリヒリする。ほんの少しだけ。
「これくらいなら乗り切れそう」とか思ってました。そんな自分を殴ってやりたいと後で思うことも知らずに。
3日目:ヒリヒリがなくなった…?と思ったら
なんと2日目に感じた「ちょびっとヒリヒリ」がなくなりました。意外とイケるかも!と思った時に気付いたんです。ヒルドイドではなくニベアを塗っていたんです!
ニベアだとヒリヒリしないということは、レチンA+ヒルドイドで効いているってことなのかなあ?
4日目:今までと比べられない痛みに襲われる
化粧水を塗った瞬間ひりひり。ヒルドイドを塗るとかなり痛い感じ。肌をチクチク刺される感じの痛みです。5分くらいで収まったけど、結構痛かったな。
5日目:鼻の下の皮がむける
朝起きると、ちょっと肌がつっぱった感じ。顔を見ると皮がむけてる!でもむけているのは鼻の下。鼻の下にはレチンAを塗っていないのになぜ…?
皮むけは結構目立つみたいで、夫から「どうしたの?」とびっくりされました。
夜は4日目よりも激しい痛み。特にヒルドイドを塗った時は顔から火を吹くんじゃないかと思いました。また5分くらいで収まったけど、毎日これがあるのか…と少し憂鬱に。
6日目:かゆみが出現!ヒリヒリするのは相変わらず
5日目に引き続き、朝起きると鼻の下〜あごの皮がむけてきました。ここにきて気になったのが、かゆみ。日中、ほっぺのあたりが少しかゆくて、無意識に触っていることも。
夜は相変わらずヒリヒリ。5日目と同じくらいで、顔じゅうが火傷したみたい。効いているってことだ!と自分に言い聞かせてやり過ごしました。
7日目:ついに頬の皮むけが開始!
とてもうっすらですが、ほっぺの皮もむけてきました。
ただ、私の場合朝のスキンケアをすると皮がむけているのは目立たなくなります。「マスクをしないと外に出られない!」という人もいるそうなので、個人差があるんでしょうね。
この日から、朝の洗顔後顔がツルツルしていると感じるように!ニベア青缶を塗るとぴかぴかするくらいで、そんなわたしを見た夫に、「「あたしンち」のお母さんのおでこみたい…」と言われました。
前日、アニメでちょうどおデコが光ったお母さんの回を見ていたから、フラッシュバックしたらしい…。
この日はあまりかゆさも感じず、肌の調子がよかったので、夜も痛くなさそう…と思っていましたが、その考えは甘かった。ヒルドイドを塗ったらしっかりと痛かったです。
8日目:痛みがなくなってきた?
朝は特に変化なし。皮はむけてますがひどくなることはなく、保湿すれば気にならなくなります。
この日変化があったのは、夜のケア。それまで激痛に悩まされていましたが、8日目にしてヒリヒリ度合いが少なくなってきた気がします。
9日目:特に変化なし
この日は8日目と比べて大きな変化は感じられませんでした。ただ、やはりヒルドイドを塗った時の痛みは少なくなっている気が。
10日目:肌のトーンが明るくなった?
相も変わらず皮むけ・痛みはありますが、朝も夜もスキンケア終了後の肌の調子がとてもいい。自分で鏡を見ると肌がワントーン明るくなったような気がします。
光の加減などもあるかもしれませんが、肌のなめらかさが全然違う!
1日目は肌がごわごわしている感じでしたが、10日目にはツルツルなのが写真からもわかりませんか?もともと気になっていた大きいシミやニキビ跡は消えていませんが、目の下の無数の小さいシミはかなり目立たなくなっている気が…。
これって効果が出ているってこと?2週間経たずしてこの効果はすごいなあと思います。個人的には10日目が1番ピークを感じた日でした!
11〜13日目:大きな変化なし
10日目の変化に感動した後の3日間は、目立った変化なし!逆に言えば、10日目の肌のいい感じをずっとキープできていたということでもあります。
肌のヒリヒリは5日目あたりと比べて軽くなってきたので、余裕でやり過ごせます。頬の皮はむけず、大きなニキビ跡・シミに変化はありません。
14日目:頬の皮が再度むけ始める
わずかな変化があったのは14日目。頬の皮が再度むけ始めました。
朝起きると、頬のあたりがちょっと乾燥していて、突っ張る感じです。とは言え、鼻の下に比べたらほんのわずか。
これはレチンAが効いているサインなのかな?
15日目:ニキビ跡が小さくなっている?
15日目に写真を撮るため、顔をよーーーーーく鏡で見てみると、おや?ニキビ跡が薄くなっている?赤みが強かったのが色が薄くなっている気がします。
ちなみに皮も少しずつむけています。
16〜18日:ほぼ変化なし
15日目で頬の皮むけが始まったとウキウキしていたんですが、16日目になって通常運転。そこから18日目まではずっと同じでした。ヒリヒリは少しだけ。皮もむけません。肌の調子も同じ感じ。
ただ、15日目までで「肌がツルツル!」と感じていたので、それを維持できていたのは嬉しかったです。
19日目:ヒルドイドを塗っても何も感じなくなる
19日目にして、いよいよ肌のヒリヒリも全く感じなくなりました。これは耐性がついてきたということなのかしら…。
レチンAは長期間続けていると肌が慣れてしまうそうなので、多分私の肌も慣れてしまったのかな。
ちなみにここに来て、ヒルドイドクリームもほぼなくなってしまいました。私は夜のスキンケアでしか使っていなかったのですが、ヒルドイドは足りなかった!朝晩塗っていたら、もっと早く無くなっていたでしょう。
レチンAを使用する方は、ヒルドイドを多めに購入したほうがいいかもしれません。
20〜21日目:再び変化なし
正直、15日目でやめておけばよかった…というのが感想です。笑 最後の1週間は肌にほとんど変化がなかった!
ネットで情報収集していると効果が現れるまでの期間は本当に人それぞれなんですが、私は10日目くらいにしてすでに効果を得られたので、結構早かったんだなと思います。
1日目と比較すると肌のザラザラ感・ゴワゴワ感が無くなった感じで、触ってみても肌がツルツルしています。
ただ、10日目と21日目はあまり変わっていませんね。正直、もっと変わるかなあと思っていたので残念。そうは言っても、初日と比べると肌がつるつるになったので大満足です!
21日間のレチンAクリームケアで悩んだ症状まとめ
では最後に、レチンAを使用して私が感じた症状をまとめたいと思います。実は、ヒリヒリして痛む以外の症状はあまり感じませんでした。
肌のヒリヒリ感 (1番きつかった…) |
3日目あたりから感じ始め、5〜10日目がピーク (やけどしたみたいな感覚だが、5分くらいでおさまる) |
かゆみ |
ほとんど感じない (6日目あたりに少しムズムズするくらい) |
皮むけ |
ヒリヒリを感じて数日後 (保湿すれば目立たないレベル) |
赤み |
ほぼ感じない |
諸症状には個人差があるので、皮むけやかゆみで悩む人もいると思います。ただ、私の場合はほとんどありませんでした。もともと肌が強いほうだし(敏感肌ではない)、肌質の関係かな?
レチンAの副作用は本当に人によるし、個人差があるのだと感じました!
無数のシミに効果あり。肌がワントーン明るくなった
使用前・10日目・21日目(最終日)の写真を並べてみました。

1番の目的だった大きなシミ消し・ニキビ跡消しには至りませんでしたが、肌はツルツルに。特に、10日目での変化がはっきりしていて、自分でもこんなに肌の調子が変わった!と思ったのは初めてでした。
個人的には肌のくすみが消え、顔色がワントーンアップしたと実感できたので、大満足です!
レチンAクリームはどこで買える?
日本では気軽に購入できないレチンAも、タイでは処方箋なしでお安く手に入ります。
薬局系なら結構どこでも置いてありますが、Watsons(ワトソンズ)などのドラッグストアでは販売していませんでした。
わたしが購入したのは、バンコクで宿泊していた先の近くの薬局。スクンビットやシーロムなどの中心地から離れている、超ローカルなところでした。
観光客が多いところ(チャトゥチャックマーケット・ターミナル21内の薬局など)や日本人通訳が常駐するブレズ薬局などでも販売されており、とりあえず購入したいと思ったら薬局(Pharmacist)に行けば間違いないと思います。

レチンAクリームには0.05%と0.025%があるそうですが、私の行った薬局には0.05%しかなかったので、こちらを購入しました。
レチンAと一緒に使うといいとされているヒルドイドも購入。
「トレチノイン療法で併用する人が多いハイドロキノン(シミをできにくくする)」に似た成分が配合されている、「デラニンクリーム」は置いていなかったので購入しませんでした。
値段は、2つ合わせて330THB(当時レートで約1,180円)でした!
日本で購入したい場合は?
タイに行く予定はないけど、レチンAやデラニンを使ってみたい…そんな場合は次のような方法があります。
- 美容皮膚科などで処方してもらう
- 個人輸入(自己責任でお願いします)
- レチノールから始めてみる
- ハイドロキノン配合のクリームを購入する
美容皮膚科に行くのが安全な方法。
また、今までトレチノインが配合されたものを使用したことがない方は、レチノールから始めてみるのもおすすめ。
前述したとおり、レチノールはトレチノインよりも弱いので、副作用も軽めだと言われており、試しやすいです。
レチノールで肌がひりひりする…となったらレチンAを使用するのは難しいだろうし、逆にレチノールでは全然効果が出なかったという人はレチンAを使ってみようとなるかもしれません。
「果たして自分の肌がレチンAと相性がいいのか」と不安な人もレチノールから試してみるのがよさそうですね。
あとは、ハイドロキノン(デラニン)なら配合されたクリームが販売されているので、それを使うのもありです。
▽ハイドロキノン集中ケアクリーム(3%配合)
【ハイドロキノン集中ケアクリーム】
▽ランテルノ(5%配合)
ランテルノホワイトHQクリーム
結論・・・レチンAクリームまた使いたい!
わたしは、1クールでは「シミが消えた!」という劇的ビフォーアフターには至りませんでした。でもスキンケアをしていて肌がいい感じであることを実感できたし、何よりこれで1000円かかっていないので、コスパはいいなと思いました。
本当に、使うのは自己責任!ですが、私はこれからも定期的にレチンAを使いたいなと思いました。またタイに行くことがあったら買ってこよう。
この記事がレチンAの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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