ロックダウン中につき、基本自宅待機の状態になって1ヶ月が経ちました。
こんなに家の中で過ごすのは初めてのことで、たま〜に(1日に1回くらい・たまにじゃない)「早く外出したい!」と思いますが、思ったよりは快適。そう思えるのは、居心地が良くて「落ち着く〜」となるからだと思います。
そんな我が家の「落ち着く〜」な雰囲気をつくっている要素の1つが、家具と生活雑貨。その中でも、リサイクルショップで購入したセカンドハンド(中古)の家具が意外とお気に入りなんです。
「中古なんて絶対嫌!」という人もいるかもしれませんが、意外と新品よりもいいなと思う点もたくさんあります。今日は、わたしが積極的に中古品を購入する理由・愛用しているアイテムをご紹介したいと思います。
中古品なんて不衛生?わたしもそう思っていました
偏見満載でごめんなさい、でも昔のわたしはそう思っていました。
だれかが使っていたものを受け継いで使うなんてちょっとなあ…って気がしますよね。
でも、今の家に引っ越して家具をそろえる段階になり、いろいろな家具屋をまわるうち、「中古品って実はアリかも」と考えるようになりました。
リサイクル・中古品を手に入れることのメリット
中古品嫌!から、アリ派にかわった身として、リサイクル・中古品のメリットは次のようなものがあります。
①新品だけに限定しないことで選択肢が広がる
「絶対に新品を買う!」と決めてしまうと、それだけ選択肢が狭まってしまいます。
わたしは家具をそろえる段階で、全部似たような色・質感の家具にしたいと思っていたのですが、意外とそれが難しく。インテリアショップを巡ればすぐに見つかると思っていたのですが、自分の好みに合うものを見つけるのはそう簡単じゃない。
そんな時、リサイクル・中古という選択も取り入れることによって、自分好みの家具を見つけられました。
「新品か中古か」は商品選びの基準の1つですが、「どちらもOK!」にしちゃえばお気に入りのものが見つかる確率も上がるなと感じました。
②使い込まれた傷や色あせなど、新品にはない味がある
これは好みの問題ですが…
我が家は夫婦揃って、木目調の、ちょっと味がある感じが好きなので、傷が付いていたりするのは気になりませんでした。むしろ大事に使い込まれた感じがして、結構好きです。
③いいものがびっくりするくらいお得に手にはいる
結局これが1番かも。
新品だと、いいなと思っても信じられないくらい値の張るものも多く。我が家はこの時購入した家具を一生使い続けるという保証はゼロで(いずれどちらかの母国に移住しなきゃいけない可能性もある)、数年しか使わないものに数十万円も払おうとは思えなくて。
セカンドハンドなら、手に届く値段で、質のいいものも手に入れることができます。
④自分でメンテナンスする楽しみがある
購入した段階でちょっとホコリかぶってたり、ネジが緩んでいたりしても、しっかりと絞ったタオルで拭いたり、ネジを付け替えたりすれば綺麗になります。
古いものだと頻繁にお手入れも必要ですが、メンテナンスすることで愛着がわくような気もします。
すべてお気に入り!リサイクルショップで購入した家具と生活雑貨5つ
わたしがとっても気に入っている中古の家具・雑貨をご紹介します。
事あるごとに、「これ買ってよかったな〜」としみじみ思わせてくれる品々です。
①コーヒーテーブル
ソファの前に置いているテーブル。$10(今のレートで650円くらい)と信じられないようなお値打ち品でした。

こんな感じで、TV台の前に鎮座しています。
新品では決して味わえない、隅っこの使い古された感じや、脚の金属の錆び加減がいい感じ。こういう、ちょっと味のある雰囲気はセカンドハンド(中古)品ならではだと思います。
↑ちなみにとても軽いので、家中いろいろなところに持ち運んでいます。1人でPCをしたり勉強したりするのにちょうどよく、このように空き部屋に持って行って作業したりします。
ロックダウン中の今、とても役立っています…!
②スツール(ハイチェア)
ハイチェア大好きな夫が、「これ買う!」と飛びついた一品。$50(3300円くらい)でした。

ダイングエリアの隅っこに置いています。
うちにある中古品の中で、1番新品っぽく見えるものです。「中古だよ」って言わなければ気づかれないと思う、それくらい状態が良かったです。
セカンドハンドでは「これ本当に中古なのか?」と信じられないくらい状態がいいものも結構あります(だから好き)。
キッチンの隣に置いてあって、足をぶらぶらさせながら料理する夫を眺めたり、コーヒーカップを持ってぼーっと部屋を眺めたりするときに使います。あと、高いところにしまってあるものをとったり、天井を拭いたりする時にも。
③ゴミ箱
バスケットっぽいゴミ箱が、部屋の雰囲気にしっくり合うので購入しました(値段忘れた)。
結構年季入っているっぽいですが、「古い」というだけで「汚い」ということはありません。1フロア1ゴミ箱制をしいている我が家では、寝室がある階の廊下に置いています。
④フルーツバスケット
これまた面白いところにこだわりを示す夫が、「テーブルの上にフルーツを置いて、いつでも食べられるようにしておきたい!おしゃれ!(目キラキラ)」というので購入しました。
バスケットではなくて細長いプレートなんですが、2人暮らしにはそんなにフルーツも常備しなくていいし、ちょうどいいサイズです(これも値段忘れた)。

プレートの裏には前の持ち主の名前かな?Jenny Petterと記されている。
新品のものを探し回ったのですが、丸いプレートやワイヤーバスケットが多く、気に入らなかったのでセカンドハンドで購入できてよかったです。
⑤ダイニングチェア
わたしが1番気に入っている、我が家の中古品がダイニングチェア4脚です。
なんの変哲もない椅子ですが、ダイニングテーブルの色に合い、変に装飾が施されていなくて、布張りじゃなくて(布張りの椅子が嫌い)、…要するに自分の好みにとても合っていたんですよね。
この椅子を手に入れて「新品だけが選択肢じゃないんだな、中古品でもいいものはあるんだな」と思うようになりました。

背の部分に施されている模様が素敵なんです。
ちなみにこの椅子はネジが完全に錆びていて、かなり緩くなっていたため、自分でネジを買ってきて付け替えました。自分でメンテナンスをするのもまた楽しい。
1脚$30(2,000円弱)でしたが、家具屋さんに修理してもらおうと持って行ったら新品買おうとしたら$300(20,000円弱)すると言われてびっくりしました。随分昔に、多分職人さんが作ったもので、「いいもの手に入れたね〜よかったね〜」とニコニコされて。
↑すいません、自慢です。笑 でも、中古品の中にもいいものが埋もれていて、それを自分が受け継ぐことができたというのが本当に嬉しかったんです(お安く買えたのも。笑)
リサイクル・中古品を購入するにあたって気をつけていること
そうは言っても、リサイクル・中古品の中にはヒドい状態のものもあるし、購入に注意しなきゃいけないなあ…と思うこともあります。気をつけていることをまとめました。
①布製品は買わない
個人的に、布製品は買いません。家具でも、布が含まれているような次のものは買わないです。
- 布張りのソファや椅子
- マットレス(!)
木製のものはしっかりと拭いて消毒すれば大丈夫そうですが、布製は…個人的に苦手。
こんな理由で、古着も買わないです。匂いも気になっちゃうんだよね。
②清潔な店で買う
ホコリかぶってたくさん品物が積み上げられているようなリサイクルショップもありますが、そういうところでは買いません。
引き取った品をしっかりとメンテナンスして、綺麗に陳列しているところで購入しています。そういう店のほうが、商品の状態もいい感じがします。
ネットで見ても、おしゃれな雰囲気の中古品を販売している家具屋さんもあるみたいですね。北欧家具、憧れる…!

③家に持って帰ってきたら使う前にしっかりと手入れする
消毒液を使って拭き、日光に当ててから使うようにしています。もちろんテーブルや椅子の脚の底はしっかりと拭いて。
新品のものもそうですが、外から購入したものを洗ったり拭いたりせずに使うのってなんか嫌で。
④細かいことは気にしすぎない
「誰が使ってたか気になる」なんて心配していたら、キリがありません。
わたしは、「公民館や市役所のソファやテーブルなんて前に誰が使ってたかわかんないけど、これまで使って嫌な思いはしたことないし!それに比べたら、この家具はもう家のものになったから大丈夫!」という無理矢理な理屈で気にしないようにしています。笑
実際、使っていくうちに、「中古で手に入れたもの」という感覚は消え失せ、「我が家の家具」という認識が強まっていきます。
上手に無理なく中古・リサイクルを活用していきたい
布製のものはちょっと嫌だと書きましたが、こういうものならわたしは中古・リサイクルでもいいかなと思います。
- 食器(状態によるけど、アンティークっぽいものなら)
- 書籍
- 家電(しっかりとメンテナンスされているもの)
「中古・リサイクルがいい!」ではなく、「新品と同様、選択肢に入れる」ということ。意外とお気に入りのものを手に入れられるし、新品よりもデザインが好き…ということが多いので、中古・リサイクルは意外とおすすめです。
個人的に、誰かがいらなくなったもの・手元に置いておけなくなったものを、赤の他人の自分が受け継いでいくという、その過程が人間の営みというか、その品物の物語というか、そういう愛しさがあると思う(話が大きくなってる)。
いろいろ書きましたが、リサイクル・中古品って結構掘り出し物があるので、お店を覗いてみることをおすすめします!
▽お気に入りのものって、高価か低額かじゃないんですよね。安くてもずっと大切に使えるものはたくさんある。身の丈にあった生活を続けていきたいなあと思っています。

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