ビエンチャンを後にしたわたしたちが次に向かうは、ラオス北部の古都・ルアンパバーン。

世界遺産になっている観光都市です!
ルアンパバーンはこじんまりとした街で、のんびりするのにもってこい。「観光!観光!」というアクティブトラベラーさんにはわかりませんが、「ゆっくり気ままに」が旅スタイルの人にはとてもおすすめ。
ルアンパバーンへのアクセス・観光スポットをご紹介します。
【アクセス】ルアンパバーンへは飛行機移動が安全
日本からの直行便がないルアンパバーン。バンコクやハノイ経由で行くのが一般的なんですが、バックパッカーなんかだと、

安いし、時間かかってもいいからバスでしょ。
となるかもしれません。

飛行機よりもお得だし、時間だけはたっぷりありますからね!
でもラオスに限っては、飛行機が絶対的におすすめです!その理由は…
- ラオスは基本的に山道が多く、クネクネ道がずっと続くと車酔いが心配
- 特に夜行バスは山賊に襲われる可能性がある
さ、さ、山賊って、いつの時代!?と思いましたが、どうやらマジな話のようで、観光客もターゲットにされるようです。実際、外務省の危険情報ページにも、その旨が記されています。
おまけにこの山道。いつ何が起こるかわからないので、その点でもラオスのバスは乗らなくてよかったな。
乗る飛行機にも注意が必要!
わたしたちは首都ビエンチャンからルアンンパバーンへ飛んだのですが、「飛行機!」と決めても一筋縄ではいかないのがラオス。航空会社の選び方にも注意する必要があります。
ラオスには2つの航空会社があって、
- ラオス国営航空(フラッグ・キャリア。お高め)
- ラオ・スカイウェイ(比較的新しい航空会社。時にはラオス国営航空の半額!)
これだけ見ると「安いラオ・スカイウェイがよさそう」って思いますよね。でも私はラオス国営航空にしました。2倍近くの値段を払って。
ラオ・スカイウェイをネットで検索すると、「飛行機は中国製のMA60」とのこと。で、このMA60っていうのが相当やばいらしく、
- 墜落実績No.1
- 運用しているのはボリビア、ブルンジ、インドネシアなど南米・アフリカ・東南アジアなど
- 先進国の航空会社が使用したことはない
- そもそも先進国の安全基準を満たしていない
ね?怖いでしょ?墜落実績No1って何事ですか?
安全第一がモットーの私たちにとって、墜落実績No1という響きはあまりにも危険すぎる。ということで、ビビってラオス国営航空にしました。
※今見てみたら、ラオス国営空港もあまり安全な航空会社ではないようです。しかもMA60をラオスカイウェイよりも多く保持しているそうです。なんてこった。倍以上の金額を払った意味は?
ラオス国内を旅行するのは命がけってことね。無事に帰ってこれてよかった…。

日本からの飛行機なら、ベトナム航空やタイ航空を使うと安心ですね。
ルアンパバーンへ到着!シティまではどうやっていく?
飛行時間40分くらいで、ルアンパバーンへ到着。これがバスだと8時間近くかかるそうです。山が多いラオスならでは。
で、40分なのに航空券は1万円超え…。途上国になればなるほど、飛行機はクオリティが低いのに値段が高くなる気がします。
ルアンパバーン空港もビエンチャンと変わらずこじんまりした雰囲気。ここからシティへの行き方なんですが、
そんなに遠くなくて、4kmくらい。歩いても1時間くらいで着いちゃうんです!
歩いて向かう強靭な旅人たちもいるそうですが、私たちにはどだい無理なのでタクシーを使いました。
タクシーは50000キップ。

3人まで乗り合いできるので、誰かとシェアできるとなお安くなります。
【観光スポット】ルアンパバーンに来たら行っとこう!おすすめのスポット
ルアンパバーンはザ・観光地な街。もともと王国の都として栄えたラオス北部の都市で、1995年に街全体が世界遺産として登録され、一大観光都市に変貌を遂げました。
街の中心を歩いていると、南国の花が咲き乱れ、お土産屋が並ぶ街並みはゆっくりしたい人にぴったりです。
基本、中心地でゆっくりするのがおすすめなんですが、それでも行って楽しかった観光地をご紹介します!
ルアンパバーンの観光スポット①プーシーの丘
おすすめ度:★★☆☆☆
ルアンパバーンの夕焼けスポットとして有名なプーシーの丘。
丘の上からは360度のパノラマビューが楽しめて、世界遺産ルアンパバーンの街を一望できます。
登るのも(ちょっとキツいけど)そんなに大したことはありません。

登る途中にはお供えするマリーゴールドや鳥を放って徳を積むための鳥かごも。
でも私たちはここからの夕日はあまり楽しめませんでした…。理由は人の波。
とにかく夕暮れ時は観光客の数が半端ないんです。これじゃどんなにいい写真を撮りたくても人の頭が入っちゃうし、落ち着いて夕日鑑賞できない。涙
特に丘の上には岩に座って夕日と写真を撮れるスポットがあるのですが、押し合いへし合い状態です。
ほぼ大陸のおばさま方。何事か私に叫んでいたんですが、夫に聞いたところ中国語で「あなたはまだ若いからまた来れるでしょ!だから私に先に写真を撮らせなさい!」と言っていたそーな。わけわからん。
あまりの人の波にげんなりした我々は、夕日が沈む前に退散することとなるのでした。
ただ、確かに頂上から臨むルアンパバーンの街並みは綺麗だったし、人がいない時に来れば楽しめそうです。
プーシーの丘の行き方
シティからすぐのところにあるのが、プーシーの丘の嬉しいところ。
夕焼けを見て、そのままナイトマーケットへGO!っていうのが理想ルートかも。激混みでしょうけどね!
ルアンパバーンの観光スポット②メコン川沿い
おすすめ度:★★★★★
同じく夕日を見るなら断然こっち!
ビエンチャンでもメコン川沿いで夕日を見ましたが、ルアンパバーンはさらに周りに人がいなかった。みんなプーシーの丘に行ってるから?
ナイトマーケットなどがある中心地を超えると、広場っぽくなっているところがあります。そこから川におりていける階段を下って行くと、メコン川はすぐそこ。
30分近くそこで写真撮ってみたり、ぼーっと夕日を見てみたり。その間、私たち以外に誰も来ませんでした。
ゆっくり夕日を見たいという人は絶対にこちらがおすすめ!
唯一の難点は、近くから聞こえるカラオケがうるさかったこと。ビエンチャンでのエアロビもだったけど、夕日とのギャップがすごい。笑
メコン川沿いで夕日を見るには
シティからもすぐ近くなので、徒歩や自転車で行けます。
日没の時間ちょうどに行くのではなく、少し早めに行って夕日が沈む様子を眺めるのがおすすめ!
日が沈んでからも段々と暗くなっていく様子が美しいので、すぐに立ち去るのではなく少し滞在してみるといいと思います。
ルアンパバーンの観光スポット③織物と紙すきの村
おすすめ度:★★★☆☆
ラオスの伝統工芸である織物と紙すきの村がルアンパバーンの近くにあったので、行ってみました。

カラフルに並べられたストール!グラデーションなのが綺麗*
自転車を走らせると最初に見えてきたのは織物が並んだ店先。ストールやブランケットなどが飾られています。
さらに奥に行くと、機織り機のあるお店が!工場になっているみたいです。
朝早めに行ったためか(9:00)、工場には誰もおらず、店の中にいた人たちが私たちを見かけて外に出てきました。
「お客さん来ちゃったか〜しょうがないやるか〜」の感じ。やる気!笑

ただただ工場をうろうろするだけでも楽しい。
ラオスの織物は蚕から作られた糸をインディゴやマリーゴールドなど天然の染料で染めて使用しているそうです。工場にいろいろな説明のパネルや展示品がありました。埃かぶってたけど。
さらに自転車を漕ぐと、紙すきのお店も発見。
店の横では、自然の草花を使って作っている様子も見学できます。ショップも併設されているので、ついつい買いたくなってしまう。笑
伝統工芸品とか、細かい作業の見学とかが大好きな私は満足!そういうのが好きな人には楽しいと思う。夫はつまらなかったって。笑
ハマる人とハマらない人がわかれるかもしれません。
織物・紙すきの村への行き方
ルアンパバーン中心部から徒歩でも行けます!Google Mapで上手く表示ができなかったのですが、写真で青線がついているところが村の位置です。
中心部(緑の丸)からだと、竹橋を渡って(赤線)カーン川を渡ることができます。

橋を渡るのは結構楽しいです。笑 通行料がかかります。
ちょっと遠いので、トゥクトゥクを使うのもあり。徒歩や自転車で行く場合、村へ着くまでは少し上り坂ですが、ほんの少しだけなので大丈夫。
工房やショップが軒を連ねており、文化体験系が好きな人におすすめです。
ルアンパバーンの観光スポット④ナイトマーケット
おすすめ度:★★★★★
ルアンパバーンに来たら是非行きたいのがナイトマーケット!お土産やさんが軒を連ねていて、ぶらぶら歩くだけでも楽しめます。かわいい雑貨類に目移りしちゃうはず。

ココナッツの殻でできたボウルは東南アジアの市場でよく見かけました。


タイとはまた違う、少数民族の刺繍。芸が細かくて、素敵。

ラオス土産の定番といえば、コーヒー!お土産やさんのお姉さんが優しくて、割引してくれました。「Special price just for you」と笑顔で言われて、胸キュン♡
で、お土産だけじゃなくて屋台があるのも◎
美味しいものがたくさんあるので、買い物に興味がない人も楽しめるはず。食レポについてはあとで気合いを入れてまとめる予定です!
ナイトマーケットの行き方
中心部なので、全く迷うことはないと思います。人もたくさんいるし。
ルアンパバーンの観光スポット⑤托鉢見学
おすすめ度:???(行ってないので不明)
宿泊先のスタッフにも、

ここで◯時から見られるよ!
と当然のように案内を受けた、それくらいルアンパバーン名物になっている托鉢。
ただ、ルアンパバーンでは托鉢が「観光客用」になっているなんて話も聞いて(観光客に托鉢体験ツアーを案内してビジネスにしたり)、ビエンチャンでありがたく托鉢を見学する機会もあったので、

別に見なくてもいっか。
となりました。
わたしはルアンパバーンのは行ってないのでわかりませんが、ビエンチャンほかミャンマーでも托鉢を見学する機会はあり、そちらは「地元の人たちの文化・習慣」というのが感じられてとてもよかったです!
もしできれば、ルアンパバーン以外で見学するほうがよりリアルなんじゃないかな。
ルアンパバーンの観光スポット⑥クアンシーの滝
おすすめ度:★★★☆☆
ルアンパバーン観光スポットの1つ、クアンシーの滝。
確かに超綺麗!なんですが、欧米系の観光客ががっつり水着で水浴びしているので、写真を撮ろうとすると水着姿のお姉さんが入りがち。笑
でもなんとか人のいないところを見つけると、確かに綺麗でリラックスできます。
クアンシーの滝の行き方
自力でトゥクトゥクと交渉もできますが、ツアーで行くのが楽チン。次に紹介するパックオー洞窟や象乗り体験とセットになっているツアーがたくさんあります。
ルアンパバーンの観光スポット⑦パクウー洞窟
おすすめ度:★★★☆☆
断崖絶壁の洞窟の中に無数の仏像が納められたパクウー洞窟。その多くは住民が持ってきたものだそう。
こじんまりとした洞窟ではありますが、観光客がひっきりなしに訪れていました。正直それほど目立つスポットではないですが、行ってみると面白いかもしれません。
パクウー洞窟への行き方
ツアーでボートに乗船して行くのが一般的のようです。わたしたちは何を血迷ったのかシーカヤックを申し込んでいて、流れの速いメコン川を必死になって横切って行ったけど。

インストラクターに下手くそって怒られたよね。

だって難しいんだもんシーカヤック…。
ただ、シーカヤックから見る風景は中国の水墨画みたいでとても綺麗でした!
パクウー洞窟の帰りはラオスのウイスキーを販売しているお店にも。て、手前の瓶には何か見ちゃいけないものが入ってますね…。
ルアンパバーンはツアーを使って効率的に観光!
他にはお寺とか博物館もあるんですが、行きませんでした。何してたんだろう。笑
比較的に中心地に色々あって観光しやすいですが、それでも現地でオプショナルツアーを申し込むとより効率的に観光できると思います。
次の2つのサイトはツアーの量も豊富なので、是非チェックしてみてください。
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東南アジア最後の秘境とまで言われるラオスの観光都市、ルアンパバーン。首都ビエンチャンよりも趣があって楽しかったので、機会がある方は是非行ってみてくださいね!
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■ラオスでバカにできないのが、ラオ料理!お隣タイに比べると印象が薄いですが、絶品料理がたくさんでした。

■首都ビエンチャンはルアンパバーンと比べると「何がすごいの?」感が強いですが、意外と楽しかったです!わたしはここで托鉢を見物することができました。

□関連記事ではないのですが、ルアンパバーンに興味がある方は村上春樹さんの『ラオスにいったい何があるというんですか?』を読んでおくことをおすすめします!
表題にもなっているルアンパバーン旅行記、渡航前に読むとラオスへの期待値が増すと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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