2019年世界遺産に登録された、バガン遺跡。バガンに旅行に行くと当然遺跡がフューチャーされますが、それ以外にもポッパ山というとても不思議なスポットがおすすめ。

信心深くないのでテーマパークみたいに楽しめました。(罰当たりですみません)
宗教の総本山という神聖な場所なのに、「面白い!」と思ってしまう魅惑のポッパ山をご紹介します!
ポッパ山はミャンマー土着信仰の聖地!アクセスとツアー情報
まずはポッパ山についてなんですが、
寄生火山の岩頸であるタウン・カラット(標高737m)にはミャンマーの土着信仰であるナッ信仰の総本山があり、多くの参拝客を集める。登山道には多くのみやげ物店があり、また猿が多く生息している。
とのことです。ナッ信仰は仏教が伝来する前からミャンマーで信仰されてきた宗教で、現在では仏教と共存しています。
ポッパ山観光といえば、このナッ信仰の総本山を訪れるのがメジャー。もうこのナッ信仰が面白くてスゴくて、楽しく観光できました。
ポッパ山はツアー参加が無難!アクセス方法
ポッパ山はバガン遺跡近くの町ニャウンウーから車で1時間ちょい。バガンへ来た人が日帰りで観光するケースが多いようです。
ニャウンウーの街からはポッパ山へのツアーがたくさんあり、ホテルや街中のツアーデスクで予約することができます。

わたしはホテルで予約してもらいました!
ちなみにツアーと言っても、乗り合いのバンでポッパ山まで連れて行ってくれて、集合時間まで自由時間という感じ。ガイドさんがいて見どころを説明してくれて…という感じではないので、注意しましょう。
酔いやすい人は酔い止め必須
ちなみに道中は結構揺れます。途中までは直線で問題ないですが、山道に入るとぐねぐねなので、心配な方は酔い止めを持って行ってくださいね。私はぐっすり寝ていたので問題ありませんでした。
バイクで行くのはおすすめしない
バガン周辺がeBikeで観光できるので、ポッパ山も…というのはやめたほうがいいと思います。ポッパ山、結構遠いし山だし。普通のバイクだったら行けるかもしれませんが、ほとんどの観光客はツアーで来ていました。
ポッパ山を訪れる際の服装は?
女性が気をつけたいのが服装。肌の露出は厳禁で、膝出し・肩出しNGです。

神様へお参りするので、神聖な気持ちで行きましょう。
いざポッパ山観光へ!本気で楽しむためのポイント3つ
それでは、ポッパ山観光記へ移りましょう!次の3つのポイントが個人的にポッパ山をめちゃくちゃ楽しむコツでした。
ポイント①道中の立ち寄りスポットを楽しむ
ツアーで行くと、ポッパ山へ着く前にいろいろな場所へ立ち寄ってくれます。まずはココナッツヤシの砂糖からお菓子やお酒を造る工房へ。

ココナッツヤシを煮詰めているところ。

牛にナッツ(だったかな…)をひかせる道具。この後牛の進行経路に立っていてひかれそうになりました。
このココナッツヤシの砂糖がとっても美味しい!ナッツが入っているのなんかもあって、私は試食の後しこたま買いこみました。美味しかったんだもん。
さらに、総本山に到着する直前で、その全景を見えるスポットによることもできます。
この時は「綺麗!」としか思いませんでしたが、よく見たら階段がえげつない感じです。
ポッパ山へ行く途中の不思議な光景…アルバイト物乞い
これは観光スポットではないのですが…山道へと入って行く途中、ある地点から突然物乞いを見かけるように。でもこれが妙な感じ。
老若男女が10m〜20m間隔で立ち、手を振ったり伸ばしたりしてくるんです(上のイラストみたいな感じ)。みんなが等間隔で立っているのが不思議。この光景は数kmにわたって続きます。
どうやら外国人観光客よりローカル観光客を狙っているっぽい。後から聞いたところによると、ミャンマー人は困っている人を助けることで徳を積むという考えが浸透しているため、物乞いにお金をあげる人が結構多いようです。
実際、私の目の前のトゥクトゥクからお金を投げた人がいて、それに群がる物乞いたちの姿を見かけました。

でも物乞いの人たちも全然悲壮感はないのね…。ホームレス・物乞いでもこんな感じではないです。
ミャンマー人の宗教観・価値観なんだろうけど、不思議な光景でした。
ポイント②金キラピカピカな境内・神さまたち
総本山に到着すると、寺院に入り、山頂に着くまでひたすら階段を登ることになります。その階段の合間合間にお祈りする場所があるんですね。ナッの神さまたちも。
で、このナッ信仰の神さまたちがとってもシュールなんです。

本当に罰当たりなんだけど、面白いよ。
こびとずかんに出てきそうだったり、
龍が如くに出てきそうだったり、
ここはファンタジーの世界なの?と思うくらいの装飾金ぴか・超リアルな神様たち。
ナッの神格は自然物に宿るものから擬人化されて個性を与えられたものまで多岐にわたり、非業の死を遂げた人物の中にはナッとして祀られた者が多い。
つまり、いろいろな神様がいるということなんですね。
妙にリアルな神様たちに人間臭さを感じる…なんて思っているのはきっと私だけで、ローカルの方たちはお祈りを捧げていました。お賽銭箱にはお金がいっぱいだったし、高額寄付をした方もたくさん。
高額寄付者の名前が貼り出されているのですが、シンガポールやアメリカの方が多く、ナッは世界中で信仰されているのだと思いました。
ポイント③ポッパ山の主、猿とたわむれる
ポッパ山名物といえば、猿!着いた瞬間から野生の猿に圧倒されます。
猿たちも慣れたもんで人間から餌をもらったり、
器用にとうもろこしを食べたり、
遠巻きに人間を見ていたり。
最初は「猿だ〜♡」と写真を撮っていましたが、最後には「また猿…」となるくらい、たくさんいます。笑
ただ、この猿たちは人間からものを奪うこともあるので注意が必要。実際、私の目の前で猿の頭を叩いた女の子がいて、その連れの男の子がペットボトルを奪われてました。怒ったんだろうな。
で、猿は器用にペットボトルをつかんで、水を飲む!
飲みづらかったのか、あえて倒して床にこぼれた水を飲む!
ポッパ山の猿たちは、相当賢いです。とりあえずちょっかいを出さなければ何もしてこないので、遠巻きに写真を撮るくらいがよさそう。
猿の弊害…糞だらけの階段
こんな感じで私は結構楽しめたんですが、1つ注意したいのは猿のせいで階段が汚いこと!糞や泥まみれです。

これは綺麗なほう。
で、ポッパ山の何が辛いかって、土足厳禁なこと!!靴下もNGです。裸足で猿のう○ちを踏まないように注意しないといけません。涙
ただ、運が良ければ床掃除をしている人がいるので、床は綺麗。私も途中から床掃除の人がいたので、足の裏はあまり汚れませんでした。ただ、いる時といない時があるので、糞まみれになるかどうかは運次第です。笑
ポッパ山に行くときは、絶対にウエットティッシュを持って行ってくださいね!汚れた足で靴下・靴を履くなんて、テンションだだ下がりだと思います。
以上、ポッパ山情報でした。ミャンマーは他の東南アジアの国よりもユニークな感じで面白いです。
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■もちろんバガンに来たら遺跡巡りは欠かせません。世界遺産に登録されたので、これから観光客が増えるかも…。

■ミャンマーといえば、他にもインレー湖が観光地として人気です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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