いつもは役に立つ情報系よりも日常のことをたくさん書いているこのブログですが、今日はTransferwiseという海外送金のサービスを紹介したいと思います。
留学やワーホリなどで、海外送金をしたい人には手数料が安くなるのでとてもおすすめなんです。
Transferwiseの仕組みや登録・送金の手順についてご紹介します。
海外送金ならTransferwiseがおすすめ!
海外に在住している方なら、一度は海外送金をしたことがあるのではないかと思います。駐在の方や留学生だと、特に送金の機会も多いんじゃないかな(なんとなく)。
ただ、海外送金って手数料取られたり、手間がかかったりと結構面倒。お金を国と国をまたいでやりとりするんだから、当然ですよね。
そんな人におすすめなのがTransferwise(トランスファーワイズ)という会社。ロンドンに本社があるんですが、海外送金にとにかくおすすめなんです!
手数料がとにかく安い!Transferwiseのいい点
わたしもよくトランスファーワイズで海外送金しているんですが、他の銀行やPayPalには戻れないな…と感じてしまうくらい、使い心地がいい。
トランスファーワイズをおすすめする理由は主に次の3つです。
①手数料が信じられないくらい安い
1番の理由は、手数料が信じられないくらい安いことです。
仮に10万円を米国に送金するとしたとき、トランスファーワイズと楽天銀行で比較してみました。

楽天銀行の「海外送金シュミレーター」を使って計算した結果です。

こちらはトランスファーワイズのシュミレーション
楽天銀行:4,750円
4,000円くらいの差が出ています。
もし、これが100万円・200万円と大きな額だったら、もちろんその差ももっと大きく。たかが手数料…と考えがちですが、結構大きい差になるのがわかると思います。
なぜこんなに手数料が安いの?
楽天銀行のシュミレーションを見るとわかるように、銀行ではかかる手数料がたくさんあります。
- 送金手数料
- 中継銀行手数料
- 円貨送金手数料
一方、Transferwiseは銀行を経由したり通貨を変えたりということがないので、手数料がかなり抑えられるんです。
銀行を経由しないのはともかく、通貨を変えないのにどうやって海外送金できるの?と思いますよね。どうやら、それぞれの国で「送金したい!」という人をマッチングさせることで、成り立っているみたいなんです。
具体的には、TransferWiseは世界中に持つ自社の銀行口座を利用して、送金人が自分の口座から自国にあるTransferWise口座に入金すると、TransferWiseが同額を受取人の国の自社口座から受取人の口座へ振り込みます。
(A国)送金人の口座 → A国におけるTransferWise口座 → (B国)B国におけるTransferWise口座 → 受取人の口座
ややこしく聞こえるかもしれませんが、よく見ると実際には複数の国内送金(送金人からTransferWiseへ、TransferWiseから受取人へ)が行われているだけなのです。つまり、実際の送金は国境をまたいでいないということ。そのため銀行の外国送金の煩雑な仕組みよりも、より早くまた安く送金できる可能性が高いのです。
それぞれの国の中でお金を送ったり受け取ったりで帳尻を合わせているというわけですね。なので、海外送金はしていないというわけ。
▽公式サイトがなんのかんので1番分かりやすいので、詳しくはこちらをご覧ください。

②手続きが簡単で、すべてオンライン上で完結する
Transferwiseはすべての手続きがオンライン上で完結します。
ネット銀行やPayPalならともかく、メインバンクがゆうちょや地銀の人は支店に行って海外送金をしなければいけないので、かなり時間がかかります。
わたしが海外渡航を決めて海外送金した時(今から7年くらい前)、ずっと使っていた地銀から送金したんですが、まあ時間がかかるのなんのって。
支店で(冗談ではなく本当に)3時間くらいかかってしまい、げっそりした経験があります。。。
あの時にトランスファーワイズの存在を知っていれば、自宅ですべて手続きできて便利だったのになあ…と思います。
また、留学生の方でも親御さんに仕送りを頼む時などは、トランスファーワイズの日本口座に振り込んでもらうだけでいいので、手続きが簡単です。
海外から日本への送金も日本語でできる
海外→日本の送金も簡単です。
もし銀行を経由するとなると、現地の銀行で手続きしなきゃいけないので、当然「英語(もしくは現地の言葉)」が必要になってきます。
ただ、トランスファーワイズならすべてPCで完結・しかも日本語で操作できるので楽です。
③後日振り込む場合でもレートが変動しない
海外送金のオーダーを流した時点のレートが適用されて、そのレートが固定されます。後日支払おうと考えている方でも、レートが変わらないのは安心だと思います。
レートってそんなに変わらないんじゃ?と思うかもしれませんが、現在進行中の新型コロナウイルス拡大感染などの非常事態があると、結構レートって動くんですよね。
例えば、今年の3月10日と20日の米ドル日本円のレートを比べるとこんなに違います。
3月20日:1ドル=111.31円
たった10日で米ドルがとても上がっていますよね。こんなこともあるので、レートが固定されるTransferwiseはとても便利だと思います。
④マイナンバーがいらない
海外在住者の中にはマイナンバーを持っていない人も多いと思います。
銀行などでは、マイナンバーがないと海外送金できない…というケースがほとんどのようですが、トランスファーワイズではその心配がないのも(2020年4月時点)嬉しいポイントです。
Transferwiseに登録方法
Transferwiseの登録手順は、次の通り。
①Transferwiseの登録画面へアクセスし、メールアドレス・パスワード・居住国を選択する
②メールアドレスに送られてきたURLをクリックして、登録完了
③送金手続きに入る(必要情報・受取先の口座情報・本人確認書類の提出)
これで完了!簡単ですね。
マイナンバーがない場合でも救済策がある
③の本人確認書類の提出では、マイナンバーも合わせて通知しなければいけません。
でも、海外に住んでいる方の中にはマイナンバーを持っていない人も多いのでは?わたしも交付されていません。
そんな方でも「日本に居住していません」という項目を選択→オンライン上で4桁のコード認証できちんと登録できるようです。
▽とっても詳しく丁寧に書かれているブログがあったので、こちらを参考にしてみてくださいね。


Transferwiseで送金する際の手続き
トランスファーワイズでの送金手続きは、画面上の指示に従うだけなので楽です。
①ログインする
②送金手続き画面へ(ログインしたページの左上に緑色の「送金する」ボタンがあります)
③送金金額または受取金額・通貨を指定する(○○円送りたい!という場合でも、▽▽ドル受け取りたい!という場合でも対応可能)
この時点でレートと手数料がいくらか、送金金額受取金額がいくらかというのがわかります。
④送金する銀行口座・送金理由などを選択する
⑤利用規約を確認し、送金完了!
あとは、自分の銀行からトランスファーワイズの銀行口座(三菱UFJ)に振り込みすれば完了です。
振り込み時の注意点【意外と忘れがち!】
この振り込みで注意したいのが、振込名義人(自分の名前を入れる欄)に名前とトランスファーワイズの会員番号を入れなければいけないということ。
名前のみを記入しても、一体誰かわからないので振り込みに時間がかかってしまうそうです。
ただし書きにもありますが、必ず自分の会員番号を入れるようにしてください。
どれくらいの日数で振り込まれる?
振り込みをしたその日〜翌営業日くらいには振り込まれます。とっても早いです!
ただ、わたしは今回GWを挟んでの振り込みなので、少し時間がかかる可能性がありますね。送金先の国・受取先の国が祝祭日だったりすると、銀行が休みで影響が出ることもあるので、注意してください。
タイムラインも確認できる
振り込みが完了したことをトランスファーワイズに連絡すると、今どんなステータスであとどれくらいで振り込まれるのかというタイムラインも確認できます。
やっぱりGWなので、着金確認に遅れが出るみたい。具体的に何日にどこでどういう手続きがあって、自分の口座にお金が振り込まれるのかわかるのもいい。
海外送金って「5〜10営業日くらいかかります」というふわっとしたのが多いですからね。
Transferwiseの注意点
手数料が安くて手続きが簡単!ということで、トランスファーワイズは本当に便利です。ですが、次のような点に注意が必要です。
送金先に自分の口座がないと送れない
ワーホリや留学などで新しく海外へ渡航する場合、現地の銀行口座って持っていないですよね。
そういう場合はTransferwiseを利用することができないので注意が必要です。
とは言え、銀行口座って現地に到着してすぐに開設すると思うので、必要最低限のお金だけを両替で持って行き、開設後まとまったお金をTransferwiseで送金すればいいと思います。
同一名義人にしか送金できない
例えば、日本にいる両親の口座から海外の自分の口座への送金はできません。仕送りをお願いしたい場合は、ご両親に自分の日本の口座にお金を入れてもらう必要があります。
まとめ
トランスファーワイズは本当に使い勝手が良く、手数料も安いので、1度使ったら元の銀行送金には戻れないです。
今後留学・ワーホリ・駐在で海外へ行く方は、是非登録してみてくださいね。
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